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2012年11月22日木曜日

犬上川沿いのタブノキ切断で彦根自然観察の会メンバーら幼木移植

 滋賀県の河川改修工事により彦根市立病院前の犬上川沿いに自生していた樹齢100年以上を含むタブノキ3本が切断された問題で、市民団体の彦根自然観察の会のメンバーや滋賀県立大学の学生らが16日、付近に残っていたタブノキの幼木を約320㍍上流の地点に移植した。
 今月初めに切断された後、タブノキのDNAを残すために幼木の移植を決定。この日は市民や学生、県職員の10人が午前中に、切断されたタブノキの周辺に生えていた高さ5㌢~30㌢の幼木40数本をとり、午後には県立大学の野間直彦准教授の指導を受けながら、上流地点に仮植えをした。
 市民らは約30㌢四方・深さ約30㌢の穴をあけ、腐葉土と肥料を入れて植樹。ある程度育てば近くの別の場所に移される予定。市民らは「少しでも多くの幼木が大きく育ってほしい」と話していた。

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