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2012年11月22日木曜日

芸能の女神・天宇受売命 祭神の千代神社、扇形おみくじ授与

 芸能の神が祭神の千代神社(彦根市京町2)は今月から、扇形のおみくじ(扇おみくじ)の授与をしている。
 同神社は芸道や芸能の女神・天宇受売命(あめのうずめのみこと)が祭神。元々は千代之宮と呼ばれ、古くから歌舞伎や能狂言役者、俳優らの崇敬を受けてきた。
 天正18年(1591)に佐和山城に入城した石田三成が城を大改修する際に、姫袋(古沢町)から彦根山ろくの尾末の地に移り、彦根城の築城に合わせて元の姫袋に戻った。明治2年(1869)に千代神社と改名され、昭和41年5月に現在の地に移っている。
 平成28年に「遷座50年」を迎えるのを前にして、芸の祈願のため幅9㌢の扇型のおみくじを作った。絵柄は9種類あり、裏におみくじが書かれている。40㌢四方・高さ20㌢の木箱に入っていて、今月3日の城まつりパレードで井伊直政役を務めた俳優の細川茂樹さんも同神社参拝後、引いたという。
 芸能のほか、学芸、手芸、文芸、園芸などさまざまな諸芸の祈願を受け付ける。1個800円。布施博章宮司(37)は「扇形のおみくじは日本ではここにしかないのでは。諸芸の祈願のために多くの人に引いてほしい」と話している。

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