2011年1月20日木曜日

独立総合研究所・青山繁晴さん 防衛の見直し求める 中国海軍大佐「沖縄併合」発言も紹介、「ねっと湖東」主催の講演会で

 独立総合研究所社長で多くのテレビ番組にも出演している青山繁晴さんが15日、愛荘町のハーティーセンター秦荘で講演。真のデフレ克服策のほか、中国の拡張主義への懸念や日本の防衛力の根本的な見直しの必要性について力説した。
 青山さんは、昨年9月7日に尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に衝突し逮捕された中国漁船船長を釈放した政府の対応を強く批判したうえで「日本がこのままでは中国に飲み込まれる恐れが現実になる」と懸念を示した。
 また、66年前に米国などに敗れた太平洋戦争を取り上げ「2千年以上の歴史がある日本が戦争に負けたのはその時の1度だけで経験がなかったから、勝った側の言う通りにせねばならぬと思い込んだ。同じ負けたドイツでも連邦軍を持つが、日本は自衛隊のままだ」「沖縄に中国の船が入ってきても自衛隊では実際は対処できない。このままでは沖縄は中国に侵されるだろう」と警告し、自衛隊が国民軍(徴兵制は採らず志願制の国軍)に生まれ変わることを提案した。
 青山さんが中国海軍の大佐(当時)と議論した際、その大佐が青山さんの通った中高がある姫路の城の石垣が角ばっている一方、首里城の石垣には丸みがあることを指摘し「あれは明(中国)の文化」「沖縄は日本が名付けた名称で、元々は琉球王国。琉球王は、わが明の皇帝に册封(さくほう)されていた」と話したことを紹介。青山さんの「沖縄も中国のものにするのか」との質問に、大佐は「当然」と答えたことを話した。
 沖縄戦で犠牲となった女学生たちの自決壕に建つ「白梅の塔」に、共同通信の記者時代から通い続けているエピソードにもふれ、「祖国のため、公(おおやけ)のために命をかけてくださった女学生たちのお陰で今の日本があることを忘れてはならない」「自決を命じた、命じていないといった、同じ日本国民が分かれて争うことを克服し、この国の主人公である一人一人が、右でも左でもない真ん中から自分の頭で歴史をフェアに見つめ直すことを沖縄でも呼びかけている」と述べた。
 講演会は彦根・愛知・犬上地区商工会広域指導センター(ねっと湖東)主催で、約400人が参加した。

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