元読売テレビ解説委員長で大阪綜合研究所代表の辛坊治郎さんが26日、彦根ビューホテルで講演し、民主党政権や権力について解説した。
辛坊さんは菅政権に対して、前の仙谷由人官房長官が秘書官を12人抱え、辞めた後も党では幹事長の前の部屋、国会では国対委員長の隣の部屋を使っていることをあげ「権力がどこにあるのかは一目瞭然だ」と指摘。「今の内閣は常識的には持たないが、菅さんは支持率が1%でも辞めない人。菅政権が(衆議院の)任期満了までもつ確率が高い」と分析した。
「権力」については、食品偽装の問題が取りざたされていた時に、謝罪した後に復活した菓子店と、パートの責任にし倒産した料亭の違いを取り上げ「パートの責任にした料亭は世論を敵に回したことで倒産した。現代の権力は世論である」と解説。
一方で、新聞の世論調査に対しては「いい加減な数値だ」と切り捨てたうえで、毎日新聞が今週の紙面で「橋下徹・大阪府知事の支持率が前回調査より8%減の62%になった」と報じたことをあげ「不支持は8%しかおらず、明らかに一定の考え(不支持)の人(記者)によって作られている」と批判。「永田町が見ているのは世論であり、国民1人1人が賢くならなければ、この国の未来はない」と話し、テレビや新聞、インターネットなどの情報をそのまま鵜呑みするのではなく、自身の考えをもつことをすすめた。
講演会は彦根商工会議所主催で開かれ、約400人が参加した。
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