彦根城の天守前広場で6日、鷹(たか)狩りが初めて行われ、日本放鷹(ほうよう)協会の鷹匠らが諏訪流の技を披露した。
江戸時代、彦根藩でも鷹狩りが行われていたとされる。諏訪流は織田信長が重用した鷹匠・小林家鷹を祖とする流派で、実演には会長の室伏三喜男さん(56)ら15人が参加。
羽を広げた時の大きさ約120㌢から約160㌢の鷹8羽が用いられ、鷹匠の手から飛び立ち、樹木などにとまった後、再び鷹匠の元に戻る「渡り」などの技が披露され、約500人の観客からは技ごとに大きな歓声が起こっていた。
なお彦根市内の旧町名にも、餌指町や鷹匠町(元町や佐和町付近)など、鷹に関する名称があった。
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