渡邊教授は、「放射線の中には重粒子線や陽子線のように体の表面から約15㌢の深さに浸透する種類もあり、がん細胞を殺す効果がある」「(一部の)じゃがいもにも芽を無くすために放射線が使われている」と解説しながら、放射線が医療行為や医療用品の減菌、食品の害虫駆除などに使われていることを紹介した。
講義後には生徒から「放射線でじゃがいもの芽が無くなるということは植物の成長が止まるということか」などの質問があり、渡邊教授は「(放射線を)当てる前とで状態は変わらない。広島で被爆した植物が現代まで生き残っているし、福島原発の周辺でも植物が育っている。動物とは違う生き方があると言え、これから調べたい」と答えた。
東高は平成23年から東大の講師を招いた講座を開講。3回目の今年は東高の1、2年生や保護者、市民ら計約200人が受講した。
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