2013年1月24日木曜日

ビワライトの製造ノウハウ 米国のメーカとライセンス契約

 彦根市岡町の滋賀バルブ協同組合内に事務所がある「ビワライト」はこのほど、米国のインゴット(のべ棒)業界で最大手の企業と、ビワライト社が持つ鋳造のノウハウのライセンス契約を締結した。
 ビワライト社は、同組合と滋賀県、関西大学が平成14年度に、鉛の代わりに硫化物を添加、拡散させて開発した銅合金・ビワライト(同19年5月特許取得)の拡販のため、同組合の組合員23人が出資して同19年10月に設立した会社。
 ビワライトは、ほかの鉛を含まない銅合金に使われているビスマスやセレンなど高価でレアな材料を使わず、安価で手に入りやすい硫黄を採用していること、リサイクルが可能なことなどの特徴がある。
 米国では、来年1月4日から飲料水などの配水機器に使用する材料の鉛含有量の規制を強化する法律が施行するのに合わせて、水道機器メーカーやインゴットメーカーなどが法律をクリアできる銅合金の製品化を目指している。
 昨年2月から米国でビワライトを使った実験が行われ、8月にその実験が成功し、銅合金の材料として最適と判断。米国鋳造協会などから、米国のインゴットメーカー・アイシューマン社(本部・オハイオ州ベッドフォード)へ、ビワライトを使った製品の供給体制を確立するように要請された。
 滋賀バルブ協同組合では「ビワライトが海外で認められたことで、彦根のバルブ業界の活性化につながるのでは」としている。

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