28日午前11時15分頃、彦根市立佐和山小学校で運動会を終えた児童が体調不良を訴えているとの通報が市消防本部にあった。その約1時間後、本紙記者が現場を訪れた際はドクターヘリや複数の救助車両が運動場内に止まり、保護者たちが心配そうに眺めていた(写真は午後0時20分頃)。
佐和山小では運動会を28日と10月18日の2回に分けて実施。市教委学校教育課によると、この日は午前9時から約2時間、学年ごとに50㍍、80㍍、100㍍の徒競走が行われた。運動会終了後、6年の男児一人が「しんどい」と訴え、その後も体調不良を訴える児童が相次ぎ、学校側が救急要請をした。市消防本部によると、30人が体調を崩し、全員が市内外の病院に救急搬送された。いずれも熱中症とみられ、中等症が14人、軽症が16人で、高学年が大半を占めた。
軽症の児童は市が出したマイクロバス1台で運ばれた。ほかにドクターヘリ1機、救急車3台、消防車両6台、湖北地域消防本部の救急車1台が出動した。
高温の中、真剣な走り影響か
搬送された児童の保護者の一人は「学校から連絡を受けた際は驚き、急きょ病院へ駆けつけた。真剣に走った時に高温だったことが影響したのかもしれない」と話した。
佐和山小では熱中症対策として、競技の合間に水分補給をする時間を設け、2時間で計6回の休憩時間があったという。彦根地方気象台によると、この日の午前11時時点の市内の気温は31・1℃だった。
佐和山小では運動会を28日と10月18日の2回に分けて実施。市教委学校教育課によると、この日は午前9時から約2時間、学年ごとに50㍍、80㍍、100㍍の徒競走が行われた。運動会終了後、6年の男児一人が「しんどい」と訴え、その後も体調不良を訴える児童が相次ぎ、学校側が救急要請をした。市消防本部によると、30人が体調を崩し、全員が市内外の病院に救急搬送された。いずれも熱中症とみられ、中等症が14人、軽症が16人で、高学年が大半を占めた。
軽症の児童は市が出したマイクロバス1台で運ばれた。ほかにドクターヘリ1機、救急車3台、消防車両6台、湖北地域消防本部の救急車1台が出動した。
佐和山小では熱中症対策として、競技の合間に水分補給をする時間を設け、2時間で計6回の休憩時間があったという。彦根地方気象台によると、この日の午前11時時点の市内の気温は31・1℃だった。