両市は昭和44年(1969)に姉妹都市提携を締結。以降、両市の使節団の相互受け入れ、彦根市中学生使節団やアナーバー市中高生使節団の訪問など交流を続けてきた。
今回、彦根を訪れたのはテイラー市長ら7人。約120人が参加した記念式典で大久保市長は「若い世代の異文化交流や国際的な素養を育成してきたことは間違いないと思います。交流の懸け橋となった派遣団員の皆さまの尽力に感謝したい」と式辞を述べた。テイラー市長は「50年で多くの日本の友人を得られることができた。これからもすばらしい友好関係が続くことを祈っています」とあいさつした。
駐大阪・神戸米国総領事館総領事のかれん・ケリーさんや県議会の細江正人副議長、馬場和子市議らの来賓祝辞後、「両市の交流がより活発で強いきずなで結ばれていくため、努力を惜しまず、広く協力しさらなる友情と理解を深めることに同意します」と記された覚書に両市長がサインした。
最後には、9月19日から21日にアナーバー市を訪れるひこにゃんも登場し、記念撮影が行われた。記念式典後には記念交流会もあった。アナーバー市からの一行は19日に彦根城見学や陶芸体験、ミシガン州立大学連合日本センター訪問、20日に伊勢神宮参拝、21日に伊吹山登山や琴体験をし、22日に大津市へ移動し24日まで滞在する。