作ったのは元彦根市職員で彦根市遺族会会長の山本起美郎さん(75)=西今町。山本さんは約15年前から趣味でステンドグラスを作っており、一昨年8月に同神社の山本賢司宮司の依頼を受け、計10カ所分の欄間に四季折々の花鳥風月と山本さんの好きな作品の計5作(2カ所で1作)を奉納することになった。
デザイナーをしている山本宮司の娘・平山浅子さん(40)=京都市=がデザインを担当し、1枚が横84㌢・縦33㌢・約19㌔で、赤や黒、青、透明など計約30種類の色のステンドグラスを使って製作。1作目の春の作品は桜や梅、ウグイスが彩られて昨年1月27日に、2作目の初夏はツバメや紫陽花、柳で昨年4月2日に、ハトやアサガオなど3作目の盛夏と、モミジなど4作目の秋が今年3月26日に奉納された。
5作目の冬は白鳥やツバキなどが描かれている。山本さんは「心を癒やしてもらえる空間を目指して作ったので多くの人に見てほしい」と話していた。社務所に声をかけた後の見学可。