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2023年6月27日火曜日

7月16日ランタン250個を作るギネス世界記録に挑戦イベント

 数々のギネス記録に挑戦している彦根市尾末町の寺村邦子さん(68)が、7月16日にアルプラザ彦根4階でランタン250個を作る世界記録に挑む。コロナ禍が収束したことに触れ「希望の明かりを一緒にともしましょう」と協力者を募集している。
 寺村さんは2007年3月の「世界一長~い連続コンサート」を皮切りに、「最多人数のかくれんぼ」「楽器の種類数最多合奏」「靴下モザイクアートの靴下数」「忍者姿で集合した人数」などに挑み、2018年11月の「ノートを並べた長さ」までの16回の挑戦のうち、12件でギネス世界記録を達成した。
 新型コロナウイルスの影響でギネス記録への挑戦イベントも休止状態となっていたが、コロナ禍が収束しつつあることから「休止期間に温めていた」という企画を実施する。
 
7月16日参加募集
 
 参加者が作るランタンは、願い事や希望の言葉を書いた八つ切り半紙を貼り合わせた筒状の上下に、バッテン状の紙をくっつけて、上部に巻き付けた針金を棒に付けて完成させる。持ち物はセロハンテープ、両面テープ、ホッチキス、ノリ、筆ペン、カラーペンなど。参加無料。
 当日の受付は午後3時半から。▽同4時半~30分以内で製作▽ランタンの直径20㌢以上▽一人1個を自力で作る▽不十分な作品はカウント外などの条件がある。ランタンは持ち帰れる。ギネス記録の達成後には屋上でランタンをともす。
寺村さんは「長かったコロナ禍が収束に向かっている中、希望の明かりをみんなでともしたい」と話している。申し込みは7月9日までに寺村さん☎090(5152)3918かメール(pftkun@me.com

2023年6月8日木曜日

中村一雄さん3冊目の写真集「感動の軌跡Ⅲ」を刊行

  彦根市芹川町の中村一雄さん(91)が3冊目の写真集「感動の軌跡Ⅲ」を刊行した。琵琶湖を中心にした県内各所や北海道から沖縄までの全国各地の季節ごとの風景や行事、生き物を撮影した写真をまとめている。
 中村さんは戦後の16歳の時に、父親からドイツ製の中古カメラを買ってもらったことをきっかけに写真撮影にはまり、高校生から続けてきた。1954年の彦根市展で特選を初受賞し、63年の滋賀県展で県展賞を初受賞、67年には市展の無鑑査になった。91年からは彦根写真連盟の会長を務め、日本カメラ誌月例年度賞などを受賞。92年から94年までは彦根や大津、大阪で個展を開催した。2001年に彦根市文化功績者表彰、17年に滋賀県文化功労賞を受賞した。
 写真集は2002年に「感動の軌跡Ⅰ」、14年に「感動の軌跡Ⅱ」を出版。3冊目の今回は彦根を中心に県内各所をまとめた「湖風」と、全国各地の季節ごとの風景を収めた「四季のふれあい」の2部構成で編集している。
 第1部では天守や堀と共に満開の桜を表した「彦根城の春」、長浜の琵琶湖での渡り鳥「湖上のランデブー」、米原の巨木の下で咲くチューリップ「大樹のもとで」など49点を掲載。第2部では富士山を背景にしたこいのぼり「富士に泳ぐ」(山梨)、岡山の工場群「夜霧に煙るコンビナート」、愛知の「躍動する鯛祭り」、長野の上高地「冬来たる」など96点をまとめている。
 中村さんは数年前に体調を崩し、昨年まで入院や療養生活をしていたが、昨年11月に3冊目の写真集を発刊。「これからも体の続く限り、写真を続けたい。撮影することはなかなか難しくなったが、第2の写真人生だと思って助言などで貢献したい」と話していた。
 写真集は
カラー・159ページ。4180円。彦根市内の書店か中村さん080(1425)6031まで。

2023年6月7日水曜日

キャッスルロードにウクライナ料理の店The Fainaオープン

 ウクライナから彦根へ避難しているイリーナ・ヤボルスカさん(52)たちが5月27日、夢京橋キャッスルロードにウクライナ料理の店「The Faina(ふぁいな)」をオープンした。今後はウクライナに残っているイリーナさんの夫で元料理人のローマン・ヤボルスカさんも呼び寄せる予定だ。
 
内装「昔の家」イメージ
キーウやハリコフの写真展示
 
 イリーナさんは母親のギャリーナ・イヴァノヴァさんと一緒に昨年3月末、娘のカテリーナ・ヤボルスカさん(32)とその夫の菊地崇さん(29)が住む彦根市内へ避難。実業家の菊地さんの働きもあり、ウクライナ語で良いという意味の会社「Faina」を立ち上げ、彦根市内を中心に東京や大阪など各地でキッチンカーを運営し、ウクライナ料理の「ムレンツィ(ロシア語でブリンチキ)」などを提供してきた。
 イリーナさんはオンラインでローマンさんと連絡を取り合っていて、昨年12月にローマンさんが「日本で家族と暮らし、一緒に働きたい」と提案。多くのウクライナ人の雇用や本格的なウクライナ料理の提供も実現できるため店舗化を決めた。集めた資金約352万円を活用して、夢京橋キャッスルロードの空き店舗を借りて、菊地さんたちが今年4月からほぼ独自で内装作業をして、5月12日に完成させた。
 カテリーナさんは「ウクライナの昔の家をイメージした。日本の古民家にも似た雰囲気になった」と話す通り、濃い茶色とクリーム色を取り入れた壁が特徴だ。キーウやオデッサ、ハリコフ、リビウなど主要都市の街の写真も壁に貼って、ウクライナの雰囲気を出している。
 
ボルシチ オクロシカ…
ワイン用意、テイクアウトも
 
 1階が40席の店舗で、2階をキッチン、3階を事務所として活用。イリーナさんたちがボルシチや冷スープのオクロシカ、パンケーキのオラードゥシキ、ミートゼリーなどのウクライナ料理を作り、ブランチやランチ、ディナーの時間帯に提供する。ウクライナのワインやヨーロッパのビールも用意。観光客向けにはレモネードやシェイクなどを販売するほか、テイクアウトメニューもある。
 定休日が月曜と火曜。営業時間は土日祝日が午前10時~午後9時だが、ほかは曜日によって異なる。スタッフはイリーナさんとカテリーナさんを含めウクライナ人6人と日本人4人。イリーナさんは「どのような運営になるのか不安だけれど、楽しみもある。観光客や市民の多くの皆さんにウクライナ料理を食べてほしい」と話していた。問い合わせは同店☎070(9118)4662か、https://www.faina.tokyo/。