彦根市芹川町の中村一雄さん(91)が3冊目の写真集「感動の軌跡Ⅲ」を刊行した。琵琶湖を中心にした県内各所や北海道から沖縄までの全国各地の季節ごとの風景や行事、生き物を撮影した写真をまとめている。
中村さんは戦後の16歳の時に、父親からドイツ製の中古カメラを買ってもらったことをきっかけに写真撮影にはまり、高校生から続けてきた。1954年の彦根市展で特選を初受賞し、63年の滋賀県展で県展賞を初受賞、67年には市展の無鑑査になった。91年からは彦根写真連盟の会長を務め、日本カメラ誌月例年度賞などを受賞。92年から94年までは彦根や大津、大阪で個展を開催した。2001年に彦根市文化功績者表彰、17年に滋賀県文化功労賞を受賞した。
中村さんは戦後の16歳の時に、父親からドイツ製の中古カメラを買ってもらったことをきっかけに写真撮影にはまり、高校生から続けてきた。1954年の彦根市展で特選を初受賞し、63年の滋賀県展で県展賞を初受賞、67年には市展の無鑑査になった。91年からは彦根写真連盟の会長を務め、日本カメラ誌月例年度賞などを受賞。92年から94年までは彦根や大津、大阪で個展を開催した。2001年に彦根市文化功績者表彰、17年に滋賀県文化功労賞を受賞した。
写真集は2002年に「感動の軌跡Ⅰ」、14年に「感動の軌跡Ⅱ」を出版。3冊目の今回は彦根を中心に県内各所をまとめた「湖風」と、全国各地の季節ごとの風景を収めた「四季のふれあい」の2部構成で編集している。
第1部では天守や堀と共に満開の桜を表した「彦根城の春」、長浜の琵琶湖での渡り鳥「湖上のランデブー」、米原の巨木の下で咲くチューリップ「大樹のもとで」など49点を掲載。第2部では富士山を背景にしたこいのぼり「富士に泳ぐ」(山梨)、岡山の工場群「夜霧に煙るコンビナート」、愛知の「躍動する鯛祭り」、長野の上高地「冬来たる」など96点をまとめている。中村さんは数年前に体調を崩し、昨年まで入院や療養生活をしていたが、昨年11月に3冊目の写真集を発刊。「これからも体の続く限り、写真を続けたい。撮影することはなかなか難しくなったが、第2の写真人生だと思って助言などで貢献したい」と話していた。
写真集はカラー・159ページ。4180円。彦根市内の書店か中村さん☎080(1425)6031まで。
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