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2019年6月29日土曜日

市道・立花船町線2022年度末完成、残物件「法的措置視野」

 2001年度の事業着手以降、整備が完了していない彦根市立花町から佐和町にかけての市道・立花船町線について、市は滋賀国体前の22年度末に完了させる意向を示した。10日から12日までの市議会一般質問で和田一繁議員の質問に明らかにした。
 立花船町線は銀座方面へのみ進行できる一方通行の市道だが、双方向で対面通行できるよう460㍍の区間で用地取得と電線類の地中化、歩道整備が行われている。
 和田議員は進捗具合と用地に残る建物の取得状況を質問。市は対象の地権者77件のうち74件、面積では96%で取得が終了し、両側の歩道920㍍のうち半分の整備と電線類の地中化の工事を終えていると答えた。
 未買収の物件のうち隣家に建物の一部が接触している住宅について、市は土地所有者にその状況を伝えているとしたうえで「その対策と事業への協力をお願いしているところ。完了予定時期を見極めて、法的措置も視野に入れている」と答弁した。今議会に上程されている新年度当初予算案にはその建物の用地取得など補償費2490万円が盛り込まれている。

2019年6月24日月曜日

現市長 続投させて大丈夫?

 2月議会での新年度予算否決と市長不信任案提出、ひこにゃんの活動休止騒動を経て、6月議会でようやく新年度予算が議会の承認を得た。予算案に賛成したある市議は「大久保市長を評価することは到底できないが、これ以上の市民への影響を考えると承認せざるを得なかった」と苦渋の思いを明らかにした。
2月議会で予算案の承認が得られなかった原因として、今議会等で大久保市長は議会への説明不足を強調していたが、案の定、複数の市議からは「議会への責任転嫁だ」と批判されていた。見直し事業による市民の反発や、ひこにゃんの活動休止の影響を予期できなかった観点から、小生も市政混迷の責任はすべて市長にあると確信しており、「責任転嫁」の論調は筋違いである。
 これまでのコラムにおいても指摘してきたが、政治家のうち首長に最も欠かすことができない資質は「先見性」である。この予算騒動をはじめ、市役所庁舎耐震化事業、広域ごみ処理施設の候補地選定などにおいて、現市長の判断ミス、いな先見性の無さで停滞している。
 小生は、現市長の続投は市民にとって不幸であり、彦根の将来にとっても何らプラスにならないと確信している。先の市長不信任案は可決するべきであったし、そういう観点からすると、市政混迷の責任は市議会にもあるといえよう。
 4月の改選を経て間もないため、現市政を見極めている新人市議もいるだろうが、「不安要素」が多々あるのが実状であり、「先見性」のある政治家ならば今後も市政の混迷が続くのは容易に予想できる。新人市議を含め市議会には、市民が安心できる暮らしのため、彦根の明るい未来のための判断を切望している。【山田貴之】

オーストラリアのディーキン大生が金箔押し体験、企業行政課題解決のプレゼンへ

滋賀大学はオーストラリアのディーキン大学ビジネススクールの学生を受け入れており、18日には学生たちが永楽屋彦根工場(甲良町)や岡村本家(豊郷町)などを訪れ、仏壇や酒造りの工程を見学した。
 ディーキン大はヴィクトリア州のメルボルン・バーウッドなど4カ所にキャンパスがあり、留学生や移民学生、社会人が多く在籍。滋賀大とディーキン大は1988年に協定を締結し、6年前からディーキン大の学生が滋賀大を訪れており、2年前から企業訪問をしながら研修している。

課題解決の提案も
プレゼン見学自由
 今年来日したのは学生20人と教員2人。今月17日から29日まで彦根に滞在し、永楽屋や岡村本家のほか、株式会社四番町スクエアや彦根市彦根城世界遺産登録推進室も訪問し、最終日には企業や行政が抱える課題の解決に向けた提案を行う。
 学生たちは初日、彦根城や四番町スクエアを見学。翌日には芹中町の永楽屋で仏壇について説明を受けた後、彦根工場に移動し仏壇七職を製造工程ごとに見て回り、金箔押しも体験。黒い菓子盆に体験用の漆を横に塗り、金箔を貼り付けてガーゼではらい落として完成させていた。
 金箔押しの体験後、学生のソフィー・バァチさん(21)は「伝統文化を現在まで維持させているのがすごいと思いました。仏壇の技を使って若い世代向けにフォトフレームを開発すれば、海外でも人気が出ると思います」と話していた。
 学生たちは今後、グループごとに各企業や彦根市、四番町スクエアへの訪問を繰り返し、レポートを作成。28日に滋賀大の士魂商才館での報告会でプレゼンを行う。報告会は日本語の通訳ありで見学自由。

2019年6月22日土曜日

「幸せになる花」リュウゼツラン 久栄ナーセリーで開花

数十年に一度しか咲かないとされるリュウゼツランが彦根市賀田山町の洋ラン専門店「久栄ナーセリー」で開花している。同店は23日まで夏のラン展を開いており、一般公開している。
リュウゼツランは中南米原産で、先のとがった巨大なアスパラガスのような葉が放射線状に広がる様子が竜の舌のようなため、その名が付いた。生育が遅く、花が咲くまで何十年もかかることからセンチュリープランツ(世紀の植物)とも呼ばれる。
久栄ナーセリーは昭和2年(1927年)に開業し、初代の長崎久衛から店名が付けられた。三代目で現店主の長崎全宏(まさひろ)さん(55)が子どものころの約50年前に、リュウゼツランの苗が同店に持ち込まれた。当初は鉢植えで育てられていたが、妻の美代子さん(54)が嫁いできた30年前に地植えされ、以降めきめきと生育してきた。
高さ約6㍍、下部の葉の部分が幅約3・5㍍まで成長。頂上部分に20個ほどのつぼみができ、今月9日に下の方の茎から順番に黄色い筒状の花が咲き始めた。長崎さんは「この50年間で開花したのを初めて見ました。リュウゼツランは開花の時に巡りあうと幸せになるとも言います。多くの人に見てほしい」と来店を呼びかけている。見ごろは7月初めごろまでだという。見学自由。

ラン展23日まで
久栄ナーセリーで
 久栄ナーセリーは23日まで夏のラン展を開いている。滋賀愛蘭会や滋賀洋ラン会の会員ら県内外の愛好家30人が栽培したラン約150点を展示する。栽培相談のほか、洋ラン情報誌の進呈も。オープン時間は23日までの午前10時~午後5時。入場無料。駐車場あり。問い合わせは同店℡(28)4425。

2019年6月20日木曜日

西村健太郎さん小学生向けプログラミング講座、支援募る

 彦根市松原町でソフト開発会社を経営している西村健太郎さん(33)は、今年9月から小学生向けのプログラミング講座の開講を計画。講座時に使用する機器などの資金を募るクラウドファンディングを実施している。
 西村さんは大学でコンピュータ科学を専攻し、卒業後はソフトウェア会社の勤務などを経て、帰郷後の2017年1月に有限会社エコラボを創設。公民館でロボットプログラミングの講座やソフト開発をしてきた。
 来年からプログラミングが小学校で必修科目になるため、プログラミングの基礎を安価かつ身近な場所で教えようと企画。湖東湖北のカフェや整体店などを活用し、母親たちがくつろいでいる間に、子どもたちがレゴブロックで作った車やロボットを自在に動かせるようなプログラミング講座の開講を目指す。
 クラウドファンディングでは講座に必要なパソコンや部品、ドローンなどの購入費を募っている。目標額は30万円で7月30日まで。西村さんは「多くの子どもたちが身近にプログラミングに触れ合える機会を提供したい。その結果として、プロの道に進む専門的な人材の育成にもつなげることができれば」と話している。専用サイトは「CAMPFIRE」で。問い合わせはエコラボ℡(30)9288。

2019年6月17日月曜日

彦根市の国際交流員に日系三世のオカモト・ジュリア・ユリさん

 彦根市の国際交流員(※)に4月17日に就いた日系三世のオカモト・ジュリア・ユリさん(27)に彦根の印象や抱負などを聞いた。
 ジュリアさんは愛知県名古屋市生まれ。3歳から5歳までブラジルで過ごし、再び来日して7歳まで名古屋で暮らした後、ブラジルに戻った。サンパウロ大学に在学している時の2014年12月から5カ月間、山梨県で工場員として勤務。サンパウロ大学大学院に在籍していた1710月から今年2月までは南米公文教育研究会で指導者向けの日本語教材作りを担当した。フランス・パリへの留学経験もあり、ポルトガル語と日本語のほかに、英語、フランス語、スペイン語も話す。
 国際交流員に就いた理由として、ジュリアさんは両親やおば、おじが出稼ぎで働いていたことをあげ「子どもの時は両親たちが仕事で苦労している姿を見てきました。同じように出稼ぎで働いている人たちのためにがんばりたいと思いました」と説明している。

将来は「難民支援の仕事も」
彦根の印象「おもてなし感じる」
 子どもの頃には日本人としてもブラジル人としても周囲から認められず「いじめを受けることもあった」と明かしたうえで「同じように言葉やアイデンティティーで困っている子どもたちへの母語の教育もしていきたい」と抱負。将来の目標については「私は日本人、ブラジル人というよりも世界人として働きたい。特にアフリカや中東など難民を支援する仕事ができればと思っています」と語っている。
 日本の印象については「とてもきれいで安全な国。再び日本で生活できるようになったことをとてもうれしく思います」と説明。生活して約1カ月が経過した彦根の印象については「皆さんとても親切で、おもてなしの心を感じます。「ゆかたまつりなど彦根のイベントに参加する予定ですので、気軽に声をかけてください。ふなずしも食べてみたいです」と笑顔を見せていた。
 ※【国際交流員】地方自治体の国際化対応の施策として実施されている語学指導等を行う外国青年招致事業(JETプログラム)の一つ。彦根市の国際交流員はジュリアさんが8人目で、主に▽ポルトガル語を母国語とする市民との相談と窓口対応▽市の業務に関する文書の翻訳▽多文化共生推進事業や国際交流事業の企画などを担う。任期は1年だが、最長5年までの延長可。


2019年6月13日木曜日

小川修司さん考案しがラー油 商品化へ

 彦根市小野町の小川修司さん(28)が独自で考案した「しがラー油」の商品化を目指し、クラウドファンディングで資金を募っている。
 小川さんは16歳から中華料理店でアルバイトをし、高校時代に調理師の免許を取得。卒業後には京都調理師専門学校に通った。20歳以降も名古屋市内の中華料理店で働いていたが、数年前に体調を崩した際に医師から飲食店での勤務をやめるよう助言を受けたため、以降は派遣社員として工場勤務をしている。
 「自分の店を持ちたい」と思っていた3年ほど前に、知人の要望でラー油を作ったところ好評だったため、試行錯誤を繰り返し「食べる」ラー油を考案。ラー油に必要な唐辛子、ニンニク、タマネギ、ショウガのほか、白ネギやゴマ、豆板醤(とうばんじゃん)、砂糖、塩、しょう油、オイスターソースを「絶妙の比率」で配合。食感が楽しめるタケノコやレンコンなども加えた。ほとんどが滋賀県産の食材で、油もゴマ油ではなく、東近江市の菜の花油を使っており、小川さんは「フルーティーで甘い香りがうま味を一層引き立ている。食感があるため炒め物に入れたり、ご飯にかけるだけでもおいしい」と話している。
 クラウドファンディングでは製造用の設備費や容器代などで計34万円を目標にしており、7月30日まで支援を募っている。リターンの商品はしがラー油や県産米のみずかがみなど。8月からインターネットを中心に販売を開始し、地域のマルシェや朝市などにも出店する予定。小川さんは「今までのラー油では物足りないという方に、本格的な中華料理が味わえる食べるラー油を食卓に置いてほしい」と話している。問い合わせは小川さん℡080(6164)1482。

日本生徒会大賞で河瀬高校が県内初の奨励賞受賞

 全国の学校の優秀な生徒会活動を表彰する今年の「日本生徒会大賞」で、滋賀県立河瀬高校が県内で初となる奨励賞を受賞した。
 同賞は一般社団法人生徒会活動支援協会(東京都中野区)が2017年から全国の学校生徒会、生徒会団体、生徒会役員を対象に、その活動内容やシステムなどを評価・審査し表彰。個人と学校の部があり、河瀬高校生徒会は学校の部で大賞、優秀賞に次ぐ奨励賞だった。
 河瀬高校生徒会は1年から3年まで38人が所属。生徒会が主体となって企画している文化祭は、文化プラザを全館貸し切っての開催や、学校近くの平和堂やモスバーガー、セブンイレブンなどと協力して飲食品を販売している。体育祭ではその企画と運営のほか、教員たちが担っていた名簿の作成を生徒会が担当している。
 生徒会長で3年生の山本瑚子さん(17)は「生徒会が地域に寄り添う姿勢が評価されたと思います。これからも伝統を受け継ぎながら、生徒会活動をさらに発展させて、大賞を受賞できるようがんばりたい」と意気込みを語っていた。
 なお河瀬高校(河瀬中学も)の文化祭は13日に文化プラザで開催。グランドホールで合唱、演劇、吹奏楽、ステージ発表があり、メッセ棟とエコーホールで文化部の展示、ビンゴ大会、模擬店がある。

2019年6月10日月曜日

彦根市議会6月定例会の一般質問

 彦根市議会は10日から12日まで一般質問を行う。正副議長と監査委員を除く21人全員が登壇し、入札不調の市役所庁舎耐震化の行方や新年度当初予算案などについて質問する。一般質問の模様は各日午前9時からインターネット中継される。登壇者と質問内容は以下の通り。
 ▽森田充議員=人口減少の歯止め策、庁舎耐震の入札不調、国体
 ▽小川隆史議員=総務省の業務改善モデル、新市民体育センター整備
 ▽角井英明議員=市民に寄り添った予算再編成か、リフォーム補助、すべての子どもが学べる権利
 ▽辻真理子議員=市中期財政計画、庁舎耐震化、ふるさと納税
 ▽森野克彦議員=市税の納付状況、子どもの安全対策、旭森学区の下水道整備
 ▽和田一繁議員=登下校時の安全対策、社会資本整備総合交付金、市観光振興計画
 ▽林利幸議員=稲枝駅周辺整備、稲枝駅西側開発、曽根沼非農用地、石寺稲里線の改良
 ▽伊藤容子議員=市中期財政計画、公共施設等総合管理計画、清掃センターの転落事故、公共交通
 ▽矢吹安子議員=水道法一部改正、不登校生への取り組み、引きこもり
 ▽野村博雄議員=ごみ処理のあり方、荒神山の玄関口として河瀬駅整備、市民に寄り添った市立病院、街灯のLED、河瀬小増改築、河瀬公園整備
 ▽獅山向洋議員=市中期財政計画、当初予算案、金亀公園再整備計画、庁舎耐震の入札不調、市長人事、新教育長、ふるさと納税
 ▽小川吉則議員=福祉職員の処遇改善、子育て支援、高齢者福祉の充実
 ▽赤井康彦議員=当初予算案(職員の給与減など)、投票率と違反行為、幼保の無償化
 ▽谷口典隆議員=当初予算案、国体主会場道路の安全確保、金亀公園再整備計画、庁舎耐震化
 ▽杉原祥浩議員=予算削減事業、投票率低下
 ▽北川元気議員=市の財政、庁舎耐震化、教育行政
 ▽堀口達也議員=若者の投票率向上と選挙事務の簡素化、ICT活用、まちひとしごと総合戦略
 ▽中川睦子議員=放課後児童クラブの充実、公共交通の充実、投票の権利は守られているか
 ▽中野正剛議員=文化財の防災、市立図書館の利用者減、乳児用液体ミルク
 ▽上杉正敏議員=異常高温対策、交通事故対策
 ▽黒澤茂樹議員=新教育長の就任、滋賀大データサイエンス学部、稲枝駅西側開発。

2019年6月5日水曜日

県内70の城跡を紹介 本「近江の山城を歩く」発刊

 滋賀県内の70の城跡を紹介した本「近江の山城を歩く」が発刊された。
 県内には約1300の城跡が存在し、そのうち約400が山城だったとされる。2006年に本「近江の山城ベスト50を歩く」が刊行されたが、この13年間で新たに発見されたり、新たな機能が判明したりした城跡もあり、今回の新刊本に掲載された。
 本では、滋賀県と大阪府の教育委員会の文化財専門職員ら計10人が地域ごとに各城跡を担当し、編著者を滋賀県立大学人間文化学部の中井均教授(63)が務めた。城跡ごとに築城時期、標高、主な遺構、全体図、縄張り図、城へのアクセス図、3段階での登城難易度、専門職員の解説文を載せている。
 彦根市と甲良町の城跡は丸山城(小野町)、物生山城(宮田町)、佐和山城(古沢町)、彦根城(金亀町ほか)、日夏城(日夏町)、山崎山城(稲里・清崎・賀田山)、勝楽寺城(甲良町)で、市教委文化財課の下高大輔さんが担当。登城難易度3の丸山城は元亀元年(1570)に織田軍が佐和山城を攻める際にその東側に築城されたという。
 新たに発見の城跡の一つは彦根市男鬼町と多賀町入谷に位置する「男鬼入谷城」。執筆した中井教授によると、戦国時代に近江の江北を守護していた京極高広が江南を支配していた六角氏を攻める際に築城し、石垣や二重の堀切など防御意識の高い城だったという。
 中井教授は「すべての山城のページに縄張り図を付けているので、ぜひこの本を山城歩きの友として持参してもらいながら、散策を楽しんでほしい」と話している。A5判、304ページ。税抜き2200円。サンライズ出版。県内を中心に全国の書店で販売している。

2019年6月1日土曜日

鳥居本町に江戸時代後期の町並みを再現した映画の撮影所・彦根オープンセット完成

 彦根市鳥居本町に江戸時代後期の町並みを再現した映画の撮影所「彦根オープンセット」(仮称)がこのほど完成。岡田准一さん主演で来年公開の映画「燃えよ剣」(司馬遼太郎原作)で使用されたほか、今月末から時代劇の撮影にも使われる予定だ=写真はShiga movie labo提供
 滋賀県内外の企業による合同会社「Shiga movie labo」が、映画「燃えよ剣」の制作会社スタッフからの滋賀県内への撮影セット設置の依頼に応える形で整備した。
 「燃えよ剣」は新撰組の土方歳三の生涯を描いた作品。Shiga movie laboは市内の事業者が鳥居本町に保有する約2万平方㍍の敷地に、土方らが討幕派を襲った屋敷の池田屋など京都の宿場町を再現するため、昨年11月に着工し今年3月末に完成させた。約8000平方㍍分に池田屋を含む12棟の木造セットが並ぶ。
 「燃えよ剣」の撮影は4月に彦根オープンセットで約10日間かけて行われた。準備期間を含め映画撮影会社のスタッフ約200人が1カ月間近く滞在し、2000万円以上の経済効果があったという。今月末からは衛星放送の時代劇専用チャンネルの撮影も行われる。
 Shiga movie laboでは「撮影所がある京都のように、彦根でも俳優や監督、スタッフの馴染みの店ができるほどの映画撮影のメッカにしたい」としている。