昨年12月26日からの大雪に関して彦根市民から市役所への苦情、要請が電話を中心に今月6日までに計約1400件も寄せられていたことが市への取材でわかった。
26日から27日にかけての大雪で市内では交通渋滞が各所で発生。カーポートやビニールハウスの倒壊、住宅の損傷、彦根城内で倒木などさまざまな被害が出た。市によると、除雪作業後の体調不良や転倒によるけが人も30件あった。
彦根市には27日以降、市道路河川課などに「道の雪をどけて」「除雪作業で積み上げられた雪が邪魔だ」などの苦情が寄せられた。本紙にも「バスを1時間半以上待っても来ないので、バス会社に連絡したら運休とのこと。市は運休の告知をしないのか」などの相談があった。同課によると、27、28日の2日間で約1000件、今月6日までに電話だけで計約1300件、窓口やメール、手紙を含めて計約100件の苦情があった。7日以降も計20件ほどの連絡があった。
2017年も大混乱
市「できる限りした」
2017年にも1月23日から25日にかけての積雪で彦根市内は大混乱し、市や県に多数の苦情があった。これを受けて市は17年12月に「彦根市大雪時の対応指針」を策定。災害級の大雪時には市長を本部長に大雪対策連絡本部を設置し、市ホームページなどでの広報、道路除雪、被害状況の把握などを行うと定めた。今年度の「道路除雪実施計画書」では、市保有の専用車として粒状融雪剤散布用のトラック2台、作業用のトラック1台、液状融雪剤散布用のトラックと排雪トラック1台ずつを配備したとあるが、今回のような大雪時には対応できないため、実際には民間の44業者の除雪車計82台に委託する形をとっている。
市道路河川課の担当者は「5年前と比べても積雪量が多かった。市としてはできる限りの対応をしたつもりだ。(市民からの苦情を受け)滋賀県や警察と協議して対策を強化したい」と説明。和田裕行市長は12月27日の自身のフェイスブックで「持っている能力を最大限発揮して対応した。120%でのそんでいる」とコメントしていたが、年初の会合では「ご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思う。この反省を生かして今後、対応していく」と謝罪した。
26日から27日にかけての大雪で市内では交通渋滞が各所で発生。カーポートやビニールハウスの倒壊、住宅の損傷、彦根城内で倒木などさまざまな被害が出た。市によると、除雪作業後の体調不良や転倒によるけが人も30件あった。
彦根市には27日以降、市道路河川課などに「道の雪をどけて」「除雪作業で積み上げられた雪が邪魔だ」などの苦情が寄せられた。本紙にも「バスを1時間半以上待っても来ないので、バス会社に連絡したら運休とのこと。市は運休の告知をしないのか」などの相談があった。同課によると、27、28日の2日間で約1000件、今月6日までに電話だけで計約1300件、窓口やメール、手紙を含めて計約100件の苦情があった。7日以降も計20件ほどの連絡があった。
市「できる限りした」
2017年にも1月23日から25日にかけての積雪で彦根市内は大混乱し、市や県に多数の苦情があった。これを受けて市は17年12月に「彦根市大雪時の対応指針」を策定。災害級の大雪時には市長を本部長に大雪対策連絡本部を設置し、市ホームページなどでの広報、道路除雪、被害状況の把握などを行うと定めた。今年度の「道路除雪実施計画書」では、市保有の専用車として粒状融雪剤散布用のトラック2台、作業用のトラック1台、液状融雪剤散布用のトラックと排雪トラック1台ずつを配備したとあるが、今回のような大雪時には対応できないため、実際には民間の44業者の除雪車計82台に委託する形をとっている。
市道路河川課の担当者は「5年前と比べても積雪量が多かった。市としてはできる限りの対応をしたつもりだ。(市民からの苦情を受け)滋賀県や警察と協議して対策を強化したい」と説明。和田裕行市長は12月27日の自身のフェイスブックで「持っている能力を最大限発揮して対応した。120%でのそんでいる」とコメントしていたが、年初の会合では「ご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思う。この反省を生かして今後、対応していく」と謝罪した。