彦根市教委はこのほど、市内小中学生と、幼児~中学生の保護者を対象に行った「生活習慣に関する実態調査」の結果を公表。「室内で遊ぶ子どもが多く、保護者は子どもに我慢させずに甘やかしている」という実態が明らかになった。
調査は、子どもたちの生活習慣の改善に向けた取り組みを家庭、学校、地域が一体となって考えようと、小学3年生と6年生の児童約1000人と中学2年生約400人、それら児童生徒の保護者約1400人、5歳児の保護者約150人を対象に今年6月に実施。児童生徒1428人(96・6%)と保護者1449人(89・3%)から回答を得た。
調査項目のうち、「学校から帰って何をしているか」の質問に、小学・中学とも「テレビやビデオ」「ゲーム機で遊ぶ」が「塾などで勉強」と並んで多く、休日にはテレビやゲームの割合が更に多くなっている。幼児の遊びも「テレビやビデオ」のほか、「おもちゃ」、「絵を描く」など室内や一人での遊びが多い。中学生の場合は20%が「メールやチャットをしている」との結果も。
ほかにも▽就寝時間は幼児や小3が午後9時台、小6が10時台、中2が11時台で中2の20%が午前0時を回っている▽児童生徒の80%がテレビを見ながら夕食をしている▽ほとんど読書をしない中学生が20%近くいる―実態もわかった。
保護者については、幼稚園の保護者が幼児と一緒にしようと心がけていることは「一緒に食事をする」が半数を占めている一方、「一緒に本を読む」や「家の用事を一緒にする」が10%未満。また保護者が子どもと接する時の心がけでは「良いことは褒める」「話を聞く」が多い一方、「我慢させる」「しつけは厳しく」が10%前後で、甘やかす親が多いことが明らかになった。
なお市教委は31日にひこね燦ぱれすで開く「教育フォーラム」で今回の実態調査結果を発表する。
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