第84回選抜高校野球選手権大会へ出場する近江高野球部の選手18人のうち、彦犬地区からは3年生の広瀬亮太投手(17)=豊郷町雨降野=が入っている。
広瀬投手は1年生の時から期待の右腕だったが、右脇腹を痛めて一時期は球速も落ちた。しかし現在は完治しており、「球速も戻った」と話している。
球種は130㌔台のストレート、スライダー、フォーク、カーブで、ストレートとスライダーのコンビネーションが持ち味。この冬場は特に下半身を鍛え、太ももが太くなったという。広瀬投手は「この冬に成長した姿を甲子園でみせたい」と意気込みを語った。
今年の近江高野球部は、多賀章仁監督が「一体感があるチーム」と評する通り、走攻守のバランスがとれている。広瀬投手以外の主な選手の特徴を分析した(敬称略)。
村田帝士、広瀬、山田将太(いずれも3年)の3投手はいずれも右の本格派で、実力は拮抗。主戦の村田は先発完投型で、気持ちで投げるタイプ。山田は最近、急成長。140㌔超のストレートが魅力。これに最近の練習試合では遊撃手の多賀真吾(2年)が好投を見せており、豊富な投手陣がそろう。
捕手の津坂純(2年)は野球を良く知っており、巧みなリード。小柄ながら度胸がある。
一塁手の鯰江純樹(3年)は秋以降伸びた注目株。体も一回り大きくなり、パンチ力もついた。
キャプテンで二塁手の福井真吾(3年)はチームリーダーとして、けん引。選手からの信望も厚い。
三塁手の藤原隆蒔(3年)は長打力があり、打球の速さもチーム1で、ここ一番に強い。
遊撃手の多賀は器用な選手。打撃、守備とも巧みにこなし、将来性が有望。
左翼手の橋本大樹(3年)は小粒ながらパンチ力があり、近畿大会ではレフト中段に入るホームランを放った。
中堅手の久米将司(3年)は足が速く、守備範囲も広い。打撃はランナーに出すと、うるさい存在。
右翼手の山口健太(3年)は器用な選手。体も大きく成長した。
銀座街で応援しよう
「芝居小屋」に大画面
近江高野球部の試合を大画面で見ながら一緒に応援しよう―。彦根銀座街商業協同組合は、試合日に同商店街のコミュニティ広場「ゑびすくん銀座芝居小屋」を開放し、大型プロジェクターで試合の模様を放映する。
初戦は大会3日目の23日の第3試合で群馬県の高崎高校。以降、試合がある日に開放する。カフェバーも設け、アルコール(300円)やソフトドリンク(200円)、菓子・つまみなども提供。いずれも銀座街で使える100円クーポン券付き。問い合わせは木・日曜以外の午前10時~午後3時に同組合☎(22)0466。
応援バスツアー
近江鉄道旅行センターは、23日に予定されている近江高の初戦(対高崎校)の応援バスツアーを企画した。JR彦根駅東口などから乗車し甲子園へ。応援グッズ、弁当、茶付きで3歳以上5500円。次戦以降も実施。申し込みは同センター☎(22)8103。
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