大久保氏は「市民目線を忘れずに市政をつくり直したい」とした上で、前市長の獅山氏が求めたひこにゃんの取り扱いなど引き継ぎの政策について「ひこにゃんの著作者人格権はデリケートな問題として注意したい。(前市長の)実績を尊重して、継続事業は進めていきたい」と述べた。
巡回市長室については「18日の市内の自治会長との会議で大まかな方針を示す」と説明。副市長については「政策を整理しながら適任者を選びたい」「縦割り行政の意識が染み付いた方ではない女性にしたい」とした上で、「2人もあり得る」「公募も選択肢の一つ」などと時間をかけて慎重に選ぶ意向を示した。
彦根城の世界遺産については「獅山さんは実現間近との認識だったが、どの情報を元におっしゃっているのか、状況を把握したい」と語った。なお、大久保氏は三津屋町の自宅から原則バスで通勤するという。
「泥まみれになって」
初登庁の10日朝、市役所の玄関前に公用車から降りた大久保氏が登場すると、市職員から花束が贈呈。駆けつけた支援者の中には涙を流す市民がおり、大久保氏も涙ぐむ場面があった。
その後、庁舎内で行われた訓示で大久保氏は約120人の市職員を前に「市民の皆様の懐に入って、泥まみれになって働きたい。難しい課題が多いが皆さんの力を借りてがんばっていきたい。健康管理には十分配慮いただきたい」と話した。
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