辻番所は江戸時代に武家屋敷の周辺に置かれた監視用の建物。旧彦根藩足軽屋敷の善利組(芹橋2)の旧磯島家住宅の一角に残っており、約7・3平方㍍のスペースの角には2方向に分かれた見張り窓が備えられている。全国でも唯一だとされる。平成21年3月には市の指定文化財になり、国の補助を得て平成22年10月から半解体による修理が行われ、昨年12月に完成した。
修理に向けては、市民から資金を募る「トラスト運動」が展開され、集まった約600万円で建物が購入され、その後、国から半分の補助を受けて1億1567万円で修理が行われた。
16日は午前9時半~オープン式典後、同10時~彦根歴史的風致活用実行委員会がシンポジウムを行い、これまでの歩みを一緒にふり返ると共に今後の活用方針を探る。豚汁の接待も。問い合わせは渡邊さん☎(23)3073。
15、16日には栄町の足軽屋敷中薮組の瀧谷家住宅も公開され、火縄銃や弾丸などが展示される。
なお辻番所は4月以降、土日・祝日の午前10時~午後4時に公開される。
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