【前知事と現知事について】
西村「卒原発については誰もが実現したいと思っているが、原発に代わるエネルギーを作るために何ができるかを考えた場合、ダムをもう一度考える必要がある。三日月県政については『一緒にやりましょう』という言葉を議会で70回以上聞いた。良い提案なら乗ってもらえると期待する」
大野「嘉田さんは県民の財産や健康を守るために『もったいない』を主張し、財政の健全化に労を尽くされたことを評価したい。三日月さんは代議士時代に国交省副大臣として活躍したが、行政機構の長としてはまだ評価する段階ではない」
江畑「滋賀は、武村、嘉田、三日月の各知事が草の根県政として継続させている。三日月知事は元民主党の代議士で、仲間の一人として共に活動してきた。昨年の選挙時に県民に約束した7つの大きな柱があったが、その実現に向けて支えたい」
中沢「嘉田さんは『もったいない』を主張された。当時は色んな事が変わっていく時代だったが、変えるのは大変だったと思う。三日月さんは『一緒にやりましょう』という言葉が多い。新しい豊かさを滋賀からともおっしゃっており、非常に良い」
細江「三日月知事は代議士として活躍され、政権与党時代も重職にいた。議会への理解があり、一緒にやろうという意気込みや聞く耳を持っている。私は是々非々で判断していく姿勢。理事者側の提案に対しては、県民や地元のためになるのかを自分の物差しで判断していく」
中川「県立だった荒神山自然の家、(彦根総合運動場内)室内プール、湖北の施設が廃止または県立ではなくなった。南部と北部で地域間格差が広がっており、もっと県が手厚くするべきことがなおざりになっている」
西村「以前から南高北低だと言われているが、京都・大阪から滋賀に多くの人が移り住んできたことが南部の人口増になった。この視点を中京に向けたら良い。滋賀の土地は安く、市内には大学が3つもあり、名古屋の大学のサテライトなどができれば、人も物も交流できる。状況を変えて行けば、北部にも新しい発展の仕方が生まれる」
大野「行財政改革に努めてきたほか、県土の均衡ある発展のため北部のインフラ整備を進めてきた。306号線のバイパスが整備されれば、外町の交差点の渋滞が緩和される。公共投資ばかり言っている時代ではないが、インフラの整備は公の責任ですることで、民間資本も動く」
江畑「労働関係の発言をしてきたほか、難病の問題には地道に活動してきた。特にミオパチーの患者の代表が彦根におられるため、共に難病の疾患の指定に向けて取り組んできた。難病の対象が拡大されて、A型ミオパチーも難病に認定された。これからは創薬を実現させたい」
中沢「高校統廃合が決まったが、子どもたちのために本当に良い高校にしてほしい。統合後の新校は県下で3番目に校庭が狭い学校になるため、運動場の確保が必要になる。国体主会場は1万5000人が収容できる競技場が予定さているが、それだけの方が動くには交通アクセスが重要。外町の渋滞がすごいため、国道306号線のバイパス整備を進めていく」
細江「県全体のことを考えながら、半分は地元のことを見てきた。市議の時には動かなかった都市計画道路が、政権が交代したこともあって予算をつけることができた。国体主会場に向けて迅速にインフラの整備をしていかないとならない。総合運動場が彦根にあるが、1級がとれていない。また国体は終着点ではなく、通過点だ」
中川「原発を廃止すべきだと国に言わなければならない。地域住民の運動が国を動かす。原発の無い生活のアイデアを出していくことも大事。中学校までの医療費無料や国保料の引き下げを県全体の問題として取り組みたい。県内のどの地域に住んでも安心して住めるようにする必要がある」
(次号に続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿