松本さんは昭和48年5月、横浜市生まれ。平成13年に福島県郡山市に移住しアルバイトで生計を立てながら絵を描き、同15年から全国各地で個展を開催。東日本大震災以降は被災した鉄道路線を応援するため、現地の駅を訪れて切符を購入し個展の来場者にプレゼントするなどの支援をしてきた。昨年8月26日から9月1日にかけて愛荘町の藤居本家で滋賀初の個展を開き、売り上げの一部を切符の購入を通じて近江鉄道や信楽高原鐵道の支援にあてた。
6月16日に創立120周年を迎える近江鉄道は記念企画の第4弾として、松本さんが極細ペンと水彩で描いた風景画の複製を700形の2両編成の「あかね号」に展示。全国各地の鉄道沿線風景や駅舎のほか、近江鉄道の豊郷駅~愛知川駅の複線から単線に変わる場所の「残雪の頃」、新八日市駅の「木のやさしさに包まれて」、創立120周年に合わせて描かれた愛知川・五個荘間の橋の絵「『日々をつないで』120回目の夏へ」も見られる。
期間中、計300点の作品を車内の中吊りに56点、壁に24点ずつ、4クールに分けて12月31日まで展示する。9月24日に開かれる近江鉄道グループありがとうフェスタに松本さんもゲストとして来場する予定。
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