城東小では平成14年から詩の暗唱を授業に取り入れており、年間に約100編の詩を暗唱する児童もいる。
授業は「『ことばっていいなすてきだな』谷川俊太郎さんとつくりだす詩の風景」をテーマに実施。第1部では、教員20人が谷川さんの詩「生きる」を朗読した後、全校児童319人が学年ごとに「やま」「だいち」「ひつとのほし」など谷川さんの作品を朗読した後、全校児童で「ひとりひとり」を披露した。
第2部では谷川さんが賢作さんのピアノの伴奏に合わせながら、「生きる」や「うんこの歌」などを時折、ユーモアを交えながら発表した。質問コーナーでは児童たちが「いつから詩を作り始めたのですか」「1つの詩を作るのにどれだけかかりますか」などとたずね、谷川さんは「18歳から作り始めています。作品を作るのに短いので15分、長いのは書き直しを含めて3年かかります」と答えていた。
6年生の杉本心都さん(11)は「谷川さんの読み方や声の音量が勉強になりました。たくさんの詩を上手に暗唱できるようになりたい」と話していた。谷川さん親子の授業は、子どもたちに本への親しみを持たせる活動をしている団体「季節風びわこ道場」が平和堂財団の協力を得て開催し、保護者ら約150人も見学に訪れた。
0 件のコメント:
コメントを投稿