尾末町の寺村邦子さん(63)が彦根で企画した16回目となる挑戦。ノートを並べる長さのギネス記録は今年夏にインドで行われた1325・1㍍。寺村さんはノートの提供を募集し、当日の市民からの持ち込みや文具メーカー・コクヨの寄付、近江高生からの貸し出しなどで大小のノートが集まった。
寺村さんや近江高生、市民ら45人が、午後1時15分に校舎4階から並べ始め、ゴール地点の2階のエントランス広場まで、各階の廊下に6列ほどずつ、階段には板を敷いた上に並べた。同4時15分に並べ終えた後、ギネス社認定員の古屋洋子さんが「ノートとの間にすき間がないか」「ノート以外が使われていないか」などを調査。測量士と一緒に長さを測った後の午後7時ごろギネス記録の更新が発表されると、参加者からは「やったー」などの歓喜の声があがった。
68冊を持参した彦根市立東中の井田萌心さん(14)は「小学生から使っていたノートを提供しました。ギネス記録が達成できてうれしい」と笑顔を見せた。彦根で12回目のギネス記録を達成した寺村さんは「皆さんの協力で達成することができました。多くのつながりを感じた挑戦でした」と話していた。
集まったノートのうち新品の寄贈品は、市と県の社会福祉協議会を通じて東日本大震災の被災地の子どもに贈られる。
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