4月18日告示、25日投開票の彦根市長選の立候補予定者を招いたウェブ討論会が3月30日に開催。4月7日からユーチューブで動画配信されている。出馬予定者は現職の大久保貴氏(57)=三津屋町、元市長で市議の獅山向洋氏(80)=城町1、衣料品販売業の和田裕行氏(50)=高宮町。
立候補予定者同士の討論として和田氏は大久保氏に対し、庁舎耐震化を巡る裏合意や百条委員会、不信任案提出などをあげ「民間企業なら辞任しているが、なぜ3期目を目指すのか」と疑問を投げかけた。大久保氏は「手続きの中でミスが出たが、建築面積は当初より倍になり、国から補助金もある。新しいスポーツ・文化交流センターもしっかりやり終えると、人の流れを作ることができる。継続の事業を完結しないとならない」と答えた。
獅山氏は和田氏に対し「政治経験がないのに、新型コロナや厳しい財政の中で大変な時に市長が務まるのか、不安の声があるが」の指摘に、和田氏は「ビジネスマンとして、コロナ禍は民間の方がよっぽど大変で、死活問題になっている。私は一切しがらみがなく、民間の発想であたることができる」と答えた。
獅山氏は大久保氏に対し「彦根市中期財政計画で今後毎年度、25億円から29億円の歳出を削減するとしているが、どの事業を無くすのか」と質し、大久保氏は「金亀公園の再整備による計画で8億円を削減した。事業の見直しを行って健全な財政運営をしていく」と述べた。
項目ごとの各氏の主張は以下の通り(敬称略)。
【市政課題】
大久保「新型コロナウイルスを乗り越えていく。ワクチン接種をじん速に行えるようにリハーサルを行った。国スポ・障スポに向けた投資は彦根にとって大変役立つ」。
獅山「財政再建。どれだけ事業をやめるか。リーダーシップを持って進めないと財政が崩壊する。これから5年ほど冬の時代を迎えるが、決断力を持って対応したい」。
和田「危機的な財政状況にあるが、まずはコロナ対策が喫緊の課題。変異株の状況も見通せない。ユーチューブやラインを活用し市民に感染対策について説明したい」。
【教育・子育て】
獅山「フリースクールの公的支援をやりたい。国のGIGAスクール構想で子ども1人にパソコン1台が提供される。不登校の児童生徒も自宅で授業を受けられ、オンラインで勉強もできる」。
和田「子育て世代が彦根から出ていかない、または移り住んでもらう魅力的な政策が必要。フリースクールへの支援のほか、いじめや不登校の対策として心の教育を徹底したい」。
大久保「不登校は事情がさまざまのため、さまざまな支援が必要で、フリースクールもその一つ。多様なサービスを作ることが大切。一人1台のタブレット端末も連携して活用したい」。
【地域活性化・観光施策】
和田「彦根城やひこにゃんにおんぶにだっこの状態。世界遺産もメリットとデメリットを考える必要がある。高宮や鳥居本、男鬼町など売り込める場所はほかにある。近江鉄道にトーマスも走らせたい」。
大久保「世界遺産の国内推薦が見えてきた。国スポ・障スポに向けて国道の整備も進めている。グリーンスローモビリティも新たな交通手段として検討する。石田三成の大河ドラマの実現も目指す」。
獅山「彦根は文化的には全国的にも高いが、観光都市としての意識がほかの観光都市と比べても低い。おもてなしの心を市民の皆さんに浸透させることも重要になる。
【コロナ禍の事業所支援】
大久保「事業所の設備投資に対する支援をしてきた。長期化する可能性があり、基金に資金を集めて、必要な所にじん速に支援していく」。
獅山「基金を使い果たしており、対策ができなくなっている。国の支援策を市民に教えていく。市としてはワンストップサービスで相談を受け付けたい」。
和田「飲食業や観光業だけでなく、全市的な支援が必要。アフターコロナに向けて、売り込める体制を作るため、市はコンサル的な役割を果たしたい」。
【医療介護福祉】
獅山「健康寿命を延ばす。歩数に応じてポイントを支給する『よこはまウォーキングポイント』制度を参考に導入する。福祉のマンパワー確保のため労働環境を整えることが重要」。
和田「人口を増やしていくことが大切で30万人都市をビジョンに掲げる。人口増はすべての福祉の充実に結び付く。持続可能な新しい彦根に向けICTをフルに活用し行革を進める」。
大久保「市立病院の産婦人科が再びできなくなっているが、医師の点在はどこでもあり、クリアする努力をする。保育士への経済支援、介護士への支援を更に強化しなければならない」。
討論会の模様は主催した彦根青年会議所のユーチューブで配信される。17日まで。
立候補予定者同士の討論として和田氏は大久保氏に対し、庁舎耐震化を巡る裏合意や百条委員会、不信任案提出などをあげ「民間企業なら辞任しているが、なぜ3期目を目指すのか」と疑問を投げかけた。大久保氏は「手続きの中でミスが出たが、建築面積は当初より倍になり、国から補助金もある。新しいスポーツ・文化交流センターもしっかりやり終えると、人の流れを作ることができる。継続の事業を完結しないとならない」と答えた。
獅山氏は和田氏に対し「政治経験がないのに、新型コロナや厳しい財政の中で大変な時に市長が務まるのか、不安の声があるが」の指摘に、和田氏は「ビジネスマンとして、コロナ禍は民間の方がよっぽど大変で、死活問題になっている。私は一切しがらみがなく、民間の発想であたることができる」と答えた。
獅山氏は大久保氏に対し「彦根市中期財政計画で今後毎年度、25億円から29億円の歳出を削減するとしているが、どの事業を無くすのか」と質し、大久保氏は「金亀公園の再整備による計画で8億円を削減した。事業の見直しを行って健全な財政運営をしていく」と述べた。
項目ごとの各氏の主張は以下の通り(敬称略)。
【市政課題】
大久保「新型コロナウイルスを乗り越えていく。ワクチン接種をじん速に行えるようにリハーサルを行った。国スポ・障スポに向けた投資は彦根にとって大変役立つ」。
獅山「財政再建。どれだけ事業をやめるか。リーダーシップを持って進めないと財政が崩壊する。これから5年ほど冬の時代を迎えるが、決断力を持って対応したい」。
和田「危機的な財政状況にあるが、まずはコロナ対策が喫緊の課題。変異株の状況も見通せない。ユーチューブやラインを活用し市民に感染対策について説明したい」。
【教育・子育て】
獅山「フリースクールの公的支援をやりたい。国のGIGAスクール構想で子ども1人にパソコン1台が提供される。不登校の児童生徒も自宅で授業を受けられ、オンラインで勉強もできる」。
和田「子育て世代が彦根から出ていかない、または移り住んでもらう魅力的な政策が必要。フリースクールへの支援のほか、いじめや不登校の対策として心の教育を徹底したい」。
大久保「不登校は事情がさまざまのため、さまざまな支援が必要で、フリースクールもその一つ。多様なサービスを作ることが大切。一人1台のタブレット端末も連携して活用したい」。
【地域活性化・観光施策】
和田「彦根城やひこにゃんにおんぶにだっこの状態。世界遺産もメリットとデメリットを考える必要がある。高宮や鳥居本、男鬼町など売り込める場所はほかにある。近江鉄道にトーマスも走らせたい」。
大久保「世界遺産の国内推薦が見えてきた。国スポ・障スポに向けて国道の整備も進めている。グリーンスローモビリティも新たな交通手段として検討する。石田三成の大河ドラマの実現も目指す」。
獅山「彦根は文化的には全国的にも高いが、観光都市としての意識がほかの観光都市と比べても低い。おもてなしの心を市民の皆さんに浸透させることも重要になる。
【コロナ禍の事業所支援】
大久保「事業所の設備投資に対する支援をしてきた。長期化する可能性があり、基金に資金を集めて、必要な所にじん速に支援していく」。
獅山「基金を使い果たしており、対策ができなくなっている。国の支援策を市民に教えていく。市としてはワンストップサービスで相談を受け付けたい」。
和田「飲食業や観光業だけでなく、全市的な支援が必要。アフターコロナに向けて、売り込める体制を作るため、市はコンサル的な役割を果たしたい」。
【医療介護福祉】
獅山「健康寿命を延ばす。歩数に応じてポイントを支給する『よこはまウォーキングポイント』制度を参考に導入する。福祉のマンパワー確保のため労働環境を整えることが重要」。
和田「人口を増やしていくことが大切で30万人都市をビジョンに掲げる。人口増はすべての福祉の充実に結び付く。持続可能な新しい彦根に向けICTをフルに活用し行革を進める」。
大久保「市立病院の産婦人科が再びできなくなっているが、医師の点在はどこでもあり、クリアする努力をする。保育士への経済支援、介護士への支援を更に強化しなければならない」。
討論会の模様は主催した彦根青年会議所のユーチューブで配信される。17日まで。
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