現職の獅山向洋氏(68)が1日開会した市議会で、来年4月末に予定されている市長選に、再選を狙い出馬する意向を示した。市長選には、元県議の大久保貴氏(44)が出馬を表明している。
議会の中で獅山氏は、「市長職というのは朝早くから夜遅くまで働いており、幸せではない。68歳という年齢から目や歯も悪くなっており、個人的には出馬するべきではないと思うが」と前置きした上で、「彦根のためを考えた場合、出馬するべきではないか」と、出馬の方針を示した。
出馬理由については、彦愛犬地区との定住自立圏構想などにふれ、「彦愛犬の首長や代議士、国、県の職員との人間関係を構築してきた。これまで築いてきた信頼関係を継続させることは重要だ」と述べた。
芹谷ダム問題については、「約45年間、紆余曲折の歴史がある。市民の生命財産を守るという信念だけは曲げていない」と建設推進の立場を示した上で、「(建設中止方針を示している)嘉田知事の文句は薄弱であり、知事にしっかりと対応ができるのは私自身しかいない」と言い切った。
獅山氏は、彦根東高、京大法学部卒、弁護士。検事、滋賀県弁護士会会長、日弁連理事などを歴任し、平成元年の市長選で初当選、平成5年の市長選で再選を狙うも敗北。平成15年の市議選に当選、平成17年の市長選で返り咲き、2期目を務めている。
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2008年12月2日火曜日
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