彦根市芹中町の井上仏壇店(井上昌一代表)は、ほかの店舗と共同で、京都の専門学校から学生5人を受け入れており、学生たちが彦根仏壇のそれぞれの技を体験している。
彦根仏壇業界は、職人の高齢化と後継者不足が深刻な状況で、若手の職人を求めている。井上仏壇店などは、仏壇の製造技術を学んでいる学生に、将来的に彦根仏壇業界の職人になってもらおうと、昨年「インターンシップ」(在学中に就学体験をすること)を企画。京都伝統工芸大学校(京都府園部市)から2人の女子学生を招き、好評だった。
今年も同校で金属工芸、蒔絵、木彫刻を専攻する女子学生5人が17日から22日まで参加。組立加工の井上仏壇店、金属加工の佐渡錺金具店(新町)と早野かざり工房(城町1)、漆塗りの秋道塗師店(東沼波町)に分かれて、それぞれの技を体験している。
秋道塗師店で漆塗りをしている大西里衣さん(25)=宇治市=は「実戦の場は、学校で学んでいるのと違って難しいけれど、色々と勉強になります」と話し、同店の秋道恵一さん(36)の「学校で慣れているだけにきれいに出来ている。できれば彦根仏壇の業界で活躍してほしいが」の言葉に、照れ笑いしていた。
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