教育現場において「男は男らしく」、「女は女らしく」育てるのではなく、人として持つべき良い特質を大切にする気持ちを育てよう―だという。この言葉を聞いて、違和感を禁じえないのは小生だけではあるまい。
確かに後半部分は理解できる。料理や人の世話が上手い男性もいるし、仕事ができ、言説に優れた女性もいる。性同一性障害の方もそれぞれの生き方を尊重すべきだと思う。
気がかりなのは、男らしく、女らしく―育てることを否定する傾向である。学校や園が「らしく」を主張する本などを買わないように求めたり、教職員に「隠れたカリキュラム」を改めるよう指示したり、そのような締め付けを看過することは到底できまい。
女性の社会進出や男性の子育て支援など男女共同参画の理念は基本的に支持できるが、やはり、男には男の、女には女の資質があり、特質がある。行政でも企業でも男性特有、女性特有の役割があり、趣味一つとってみても違いはある。首長の育児休暇などはもってのほかだ。
さらに最近では、草食系男子や女性用下着を着用する男子がいるとのことだ。また、結婚しない・子どもを産まない女性も増加傾向にあるという。このフェミニストたちが喜ぶような風潮が、少子化に繋がっている要因の一つになっているのではなかろうか。
これら男女の問題は、以前の教育現場で導入されてきたジェンダーフリー教育の影響だと思われる。学校で人形を使ってセックスの仕方を教えたり、男女同室で着替えさせたり、トイレを男女兼用にしたり、そのような誤った教育が行われていたことは記憶に新しい。
人間にはなぜ、男と女の性差があるのか。男は男らしく、女は女らしく生きる―。これを育てるのが教育の基本であり、らしく生きることが、人間に与えられた性という任務への責任であると確信している。 (山田貴之)
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