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2014年2月20日木曜日

「日本の城・再発見―彦根城、松本城、犬山城を世界遺産に」発刊

 彦根城などの世界遺産の登録推進を目指した本「日本の城・再発見―彦根城、松本城、犬山城を世界遺産に」が刊行された。
 彦根市は彦根城とその周辺での「単独」案での登録を目指しているほか、すでに世界遺産になっている姫路城と、未登録で国宝の松本城、犬山城との「共同」案を進めている。
 共同案では姫路を除く松本・犬山の2市と平成19年から協議をしており、昨年10月21日には東京都内で日本イコモス国内委員会委員長の西村幸夫氏や元ユネスコ事務局長の松浦晃一郎氏らによる「逞(つよ)い文化を創る会」のメンバーが「彦根城、松本城、犬山城の世界遺産登録に向けて」をテーマに座談会を実施。
 今月22日に松本市内で世界遺産フォーラムが開催されるのに合わせて本も刊行した。本では昨年の座談会の内容をまとめているほか、城の専門家や各城の担当者が執筆した文章を掲載。
 彦根城のページでは彦根城世界遺産登録推進室の専門員・谷口徹さんが彦根城の歴史や井伊家についてのほか、単独案と四城案で世界遺産登録を目指していることを紹介している。
 本はA5判・166ページ、巻頭カラー。1冊1890円。彦根城博物館と開国記念館で17日から販売する。

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