同組合では極楽寺町の食材を使った商品作りを企画し、滋賀県立大学にパッケージや販売促進物の制作を依頼。商品として、米と大豆を使用した味噌を作ることになった。
パッケージなどのデザインを担当したのは南政宏助教研究室の4年生・三枝明佳(みえださやか)さん(21)。昨年3月から同組合の農作業を手伝いながら、デザイン作りに乗り出し、試行錯誤の末でロゴマーク、パッケージ、キャッチコピー、ポストカード、コスチュームを考えた。
ロゴマークは極楽寺町の極の字を強調しながら、観音的な極楽な雰囲気を表している。パッケージは商品名の漢字を柔らかな印象にするため、部分的に黒丸を用いて、角や交点を丸くした。また白と金色を基調に高級感を出し、手書きの文字を用いることで親近感を持ってもらえるようにした。
キャッチコピーは53個の案を考えたが、味噌に発酵防止剤が入っておらず、麹(こうじ)菌が生きたままで常温だと膨らむことから、「窮屈だ、この中は。」にした。味噌は減塩との2種類があり、昨年秋から一休庵が西明寺前本店(甲良町)などで販売している。
一休庵で4月発売
地元シイタケ使用
味噌以外にも同組合では地元のシイタケ2個を味噌漬けした「しいたけ味噌 極」を作り、今年4月にも一休庵が発売する予定。三枝さんはこの商品のパッケージやキャッチコピー、コスチュームのデザインも担当した。三枝さんは「味噌とシイタケの商品が売れて、極楽寺という町の名前が有名になってほしい」と笑顔で話していた。
交流センターで卒業制作展
交流センターで卒業制作展
滋賀県立大学の卒業研究・制作展は7日まで学内の交流センター1階で開かれている。生活デザイン学科の4年生32人が作った作品を展示。中には大藪町の湖岸に公園整備を提案した内容、銀座商店街の再興を願って作った設計案、五感を利用した子ども向け遊具、「ビワイチ」のシンボルマーク・ジャージなどもある。開館時間は午前9時~午後6時。入館無料。
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