本では、著名な歴史研究家らが直虎や井伊家などについて解説した文章と、彦根城博物館の学芸員らが彦根藩井伊家について紹介し彦根商議所の月刊誌「不易流行」に連載していた論文を掲載している。
前半では、「おんな城主 直虎」の時代考証を務める小和田哲男・静岡大名誉教授による「井伊谷の直虎」、著書「井伊直虎」などがある作家の梓澤要さんの「直虎と直政」、テレビでおなじみの河合敦・多摩大学客員教授の「彦根のラストエンペラー」など著名な研究家の論文が登場。ほかに中近世の城郭研究が専門の中井均・滋賀県立大学教授による「彦根城の魅力」や「井伊家にとっての佐和山城」、元市教委文化財部長の谷口徹さんの「井伊家と庭園」、長浜曳山博物館長の中島誠一さんの「近江の『オコナイ』と遠江の『おくない』」なども。
後半では、彦根城博物館の学芸員が初代・直政から十四代・直憲までを1人ずつ説明した文章や、「近江の戦国時代と直虎」の年表、彦根藩井伊家系譜を載せている。
発売元はサンライズ出版。A5判、347ページ。1800円(税抜き)。2000部発行し、21日から県内の書店、今月末から全国の書店で販売。
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