同社は昨年2月、近江牛などを販売する千成亭京橋店と、ステーキとワインを提供する心華房(しんかぼう)を併設した2階建ての店舗を開設し、近江牛の情報を発信していく拠点として彦根GYUSEUMとの愛称を付けた。
情報発信の第1弾として、彦根仏壇の漆の技術を取り入れたおみくじを開発し、「肉屋のおみくじ」にちなんで「おにくじ」と命名。高さ24㌢、幅11㌢の六角柱で、40番までのみくじ棒が入っており、千成亭京橋店で交換したみくじ箋(せん)には今日の運勢や助言のほか、「お薦めの近江牛の部位」や「お薦めの部位からの一言」が記されている。部位にはレバーやヒレなどのほか、ギアラ(胃の一つ)、メガネ(尻)、フワ(肺)など聞き慣れない名称もある。
おにくじは店舗前にあり、くくり付ける場所もある。肉の「29番」を引いた来店客には朱色の「大大吉」のみくじ箋を進呈。1回100円。同社営業本部の上田美佳さん(50)は「近江牛に親しみを持ってもらおうと企画しました。彦根から近江牛の魅力を発信していきたい」と話している。
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