彦根市日夏町出身で造形作家の安居智博さん(51)=京都市=が紙で創作する「カミロボ」が国内外で人気を集めている。
安居さんは物心がついた頃から、絵を描くことや工作が好きで、ロボットアニメや特撮ヒーロー、覆面レスラーなどに「大きな憧れを感じていた」。城陽小5年の時には読売国際マンガ大賞ジュニア部門に入選。「基本的にはその頃から何も変わってないかもしれません」と笑顔を見せる。米原高校卒業後、京都でデザインの勉強をした後に造形会社に入社し、戦隊や仮面ライダーシリーズのテレビ撮影用の着ぐるみスーツの造型製作に参加した。
「世界の日本人100」
美術教科書で紹介
1998年に独立し、フィギュア造型師として活動しながら、紙でさまざまなキャラクターを作るカミロボの作品発表を開始した。2006年にはイギリス・ロンドンでの展覧会が評価され、News
Week誌の「世界が尊敬する日本人100」に選出。08年には高校の美術教科書にカミロボ作品が掲載され、ニューヨーク近代美術館MоMA
storeでカミロボなどが販売された。昨年には著書「100均グッズ改造ヒーロー大集合」(平凡社)を刊行した。
彦根の思い出「創作の根底」
日用品や百均商品使った作品も
カミロボは現在までに600体以上を制作しており、さまざまな日用品を組み合わせて作る「日用品ヒーロー」もあり、そのうち60体が書籍化された。造形作家としてのほか、クリエイターとしても活躍。フィギュアや着ぐるみの造形、プロレスマスク、映像、陶芸、映画や舞台の衣装・模型なども手がけている。現在は自身の創作と企業から依頼される案件を並行させて活動している。
昨年7月から?は夢京橋キャッスルロードの夢京橋あかり館2階のまちなか博物館で、カミロボのほか、三角コーン24個で作った「パイロンマン」や100均グッズを使った「改造ヒーロー」計48体を展示。好評を得ており、?月?日まで展示されている。今年は4月に京都で個展を開催する予定。
彦根に対しては「琵琶湖や荒神山で遊んだ思い出や脳内に浮かぶ昭和の彦根の銀座のキラキラしたイメージがある。そういった子どもの頃に感じた強い印象をベースにして作品制作をしています。『郷愁』は自分の創作活動の根底にある重要な要素だと思っています」と説明する。
最後に安居さんは「コロナ禍での重い空気を経験してからは、やっぱり楽しい物を作るのが一番いいなと改めて思うようになりました。そこはブレずに引き続きバカバカしいものを真面目に作っていこうと思います」と笑顔で語った。
安居さんは物心がついた頃から、絵を描くことや工作が好きで、ロボットアニメや特撮ヒーロー、覆面レスラーなどに「大きな憧れを感じていた」。城陽小5年の時には読売国際マンガ大賞ジュニア部門に入選。「基本的にはその頃から何も変わってないかもしれません」と笑顔を見せる。米原高校卒業後、京都でデザインの勉強をした後に造形会社に入社し、戦隊や仮面ライダーシリーズのテレビ撮影用の着ぐるみスーツの造型製作に参加した。
美術教科書で紹介
日用品や百均商品使った作品も
昨年7月から?は夢京橋キャッスルロードの夢京橋あかり館2階のまちなか博物館で、カミロボのほか、三角コーン24個で作った「パイロンマン」や100均グッズを使った「改造ヒーロー」計48体を展示。好評を得ており、?月?日まで展示されている。今年は4月に京都で個展を開催する予定。
彦根に対しては「琵琶湖や荒神山で遊んだ思い出や脳内に浮かぶ昭和の彦根の銀座のキラキラしたイメージがある。そういった子どもの頃に感じた強い印象をベースにして作品制作をしています。『郷愁』は自分の創作活動の根底にある重要な要素だと思っています」と説明する。
最後に安居さんは「コロナ禍での重い空気を経験してからは、やっぱり楽しい物を作るのが一番いいなと改めて思うようになりました。そこはブレずに引き続きバカバカしいものを真面目に作っていこうと思います」と笑顔で語った。
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