屋山さんは、国家体制について、武家は権力をもつが、そろばんはしないというのが日本の伝統だったと説明したうえで「ダメになったのは田中角栄の時代から。現政権では小沢さんがそれを引き継いでおり、参院選で勝てば権力をとってしまう」と、小沢独裁体制に懸念を示した。
民主党が掲げる官僚の天下り禁止法案に関しては「最初に取り組んだのは安倍(晋三元首相)さんだが、それを潰したのが麻生(太郎元首相)さん。彼は政治の本質を理解できず、最後のバカ殿となった」と揶揄した。小沢氏による600人訪中団と天皇陛下の政治利用については「中国が朝貢外交をとるという歴史をまったく分かっていない」「皇室への尊崇の念もまったくない」と非難。
小沢氏の元秘書が逮捕されたことに鳩山首相が「起訴されないことを望む」と発言したことには「その言葉がどういう意味をもつのかわかっていない。(母親からの献金)12億円を知らなかったというのは本当のことかもしれない」と皮肉った。
また、「麻生さんの無学の失言と、鳩山さんの政治音痴の失言とどちらが悪いか」「どちらも悪いが、国家の方針を大きく間違う事にはすごい不信感がある」と述べ、今夏の参院選について「鳩山さんでの選挙はない。おそらく菅(直人財務相)首相で戦うのではないか」と予想した。
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