滋賀県知事の嘉田由紀子氏(59)は、今夏に行われる予定の知事選に再選を狙い出馬する意向を固めた。すでに県議や支援者らに伝えており、県議会開会日の16日に正式に表明する方針。
嘉田氏は、京都大学卒業、京大大学院農学研究科博士課程を修了し農学博士の学位を取得。琵琶湖博物館研究顧問、京都精華大学教授などを経て、平成18年7月の県知事選に無所属(社民支持)で出馬。「もったいない」をキャッチフレーズに戦い、現職に3万票以上の差をつけ初当選を果たした。嘉田氏は公約だった、新幹線栗東新駅の中止やダム建設凍結などを実現。その手腕が評価され、全国的にも知られている。
再選への出馬は当初から確実視されていたが、嘉田氏は先週までに支援者や県議らにあいさつ回りを終え、16日に出馬表明をする意向を示した。嘉田氏は、政党からの推薦を受けない「超政党」の立場で戦うとみられる。
知事選へは共産党が独自の候補の擁立を模索している。民主党など国政与党と自民党の一部は嘉田氏支援にまわるとみられており、今後の各政党の動きが注目される。
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