修理工事が終了した旧池田屋敷長屋門(彦根市尾末町)で28日、見学会が行われ、復元された馬屋などが公開された。
池田家は伊賀者として彦根藩に仕え、寛永4年(1627)の初代・安晴の時に知行100石となり、以降150石から250石の中級武士として活躍した。屋敷は寛永21年に御歩行(おかち)町(京町2辺り)にあり、江戸中期以降に尾末町に移った。現存する長屋門は建物面積が77・93平方㍍の木造平屋建てで、昭和48年4月28日に市指定文化財に。
修理工事は平成21年5月から今年7月末まで行われ、それまで伝承としてしかわかっていなかった馬屋の跡を確認。間口約2・1㍍・奥行き約2・7㍍・高さ約2・4㍍で復元した。総経費は8562万円で、再建には元々の木材も3割ほど再利用された。
見学会には22人が参加し、馬屋や和室、天井などを見て、文化財課職員の説明を熱心に聞いていた。なお旧池田屋敷長屋門は10月以降に一般にも公開される。
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