堤さんは花園大学在学時に禅僧の墨跡にひかれ、卒業後は彦根や豊郷の小学校教諭として子どもたちに書道の指導を行いながら、各地で作品展などを開いてきた。中国湖南省での文化交流やドイツ・カールスルーエ大学でのワークショップなど海外でも活動している。
1作目の作品集「私の生きた修業」は平成11年にモノクロで刊行。2作目は還暦を迎えたことや3月に教諭生活を終えることを踏まえ、これまでの作品から厳選した26点を収録。カラーで掲載しているため、筆の運びや墨の濃淡が楽しめるという。片岡鶴太郎さんらの講評も載せている。縦20・6㌢×横20・8㌢、48ページ。発行はサンライズ出版(鳥居本町)。
2回目となる双葉荘での個展では作品集に載った「山」や「梅」、「佛心」など16点を展示。堤さんは「自身の生き方について作品を通して見つめ直そうと思って書いた作品を見てください」と話していた。3月13日まで、無休。作品集はカンパで提供している。
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