振り込め詐欺の被害を防ぐため、滋賀中央信用金庫など県内3信金は22日から、一部の対象者にキャッシュカードの振り込み限度額を10万円に引き下げる取り組みを開始。同日には各信金で彦根署と連携した啓発活動が行われた。
対象は過去1年以上、キャッシュカードを使ってATMで振り込みをしていない70歳以上の預金者。1日あたりの振り込み限度額を100万円から10万円に変更した。
この日は滋賀中央、長浜、湖東の各信用金庫で啓発活動が実施。滋賀中信の彦根営業部(中央町)では職員と彦根署員の2人ずつが店の出入り口で、振り込め詐欺の事例を載せたチラシとティッシュを配り、来店者に「詐欺に注意してください」と呼びかけていた。
特殊詐欺は昨年4月末時点で43件(被害額7500万円)に対し、今年同期、57件(同1億2000万円)と増加。彦根署管内では7件で約1900万円となっている。なお、県は30日まで特殊詐欺多発注意報を発令中。
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