大藪おどりは江戸時代初期に子どもの成長や豊作、大漁を祈願するため、お盆や祭りなどの時期に地元住民たちが踊ったのが始まりだとされる。かつては10種類以上の踊り方があったが、現在は手ぬぐい、傘、手の各踊りが伝えられている。1972年(昭和47年)に大藪おどり保存会が結成され、93年に市無形文化財になった。
金城小では社会科の「のこしたいもの、伝えたいもの」の授業で地元の大藪おどりについて学習しており、毎年その中で地元団体の大藪おどり保存会のメンバーを招いて踊りを体験。
10回目の今年は同会代表の尾本博司さん(69)ら12人が来校。そろいの赤色の法被姿となり、3年生95人に大藪おどりの歴史や使う楽器などを紹介し、踊り方を教えた後、児童たちは一人ずつ手ぬぐいを持って踊りを体験していた。
児童の一井瑞希さん(9)は「ステップが少し難しかったけれど、コツをつかめば楽しく踊れました。機会があれば、また踊りたいです」と笑顔を見せていた。
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