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2020年11月4日水曜日

あいふぁーむHIKIDAがSDGs宣言

 彦根市三津屋町で米や野菜などを栽培している株式会社あいふぁーむHIKIDAは、環境への配慮や食品ロスの削減に努めているとして「SDGs宣言」を公表。チラシを作成しJA東びわこの直売所などに配布した。
 同社は琵琶湖と荒神山に挟まれた約35㌶の田畑で米、麦、大豆、キャベツ、ホウレンソウ、小松菜などを栽培。代表取締役の疋田翔悟さん(36)が父親の博幸さん(65)のもとで2016年に農業者となり、その翌年に会社を設立。「安心安全で体にいい」農産物の提供を心がけて生産してきた。
 
滋大生がインターン
チラシJAなど配布
 以前から関心があったSDGs(持続可能な開発目標)との関わりを目指し、今年8月19日から9月29日まで滋賀大学経済学部3年の片岡拓さん(20)をインターン実習生として招いた。新型コロナウイルスの影響でオンラインでのやり取りが中心だったが、「SDGs宣言」に向けて一緒に研究を進めてきた。
 研究の中では▽環境こだわり栽培で減農薬、減化学肥料で米を育てている▽大規模なトラクターの導入で米の安定供給につなげている▽農産物のパッケージに社名を記しており、品質を証明した農産物を提供している▽規格外の野菜を社会福祉施設に無償提供するなど食品ロスの削減に尽力している―として、SDGsの17項目のうち7項目に該当すると報告。インターン最終日の9月29日に「SDGs宣言」を行い、チラシ200枚を作成して取引先などに配った。
 疋田さんは「消費者の皆さまにSDGsに関する取り組みを知っていただけたら。今後も時代に合った新技術や取り組みにアンテナを張って、継続的な進化を続けていきたい」と話していた。

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