彦根城世界遺産登録推進委員会の第1回目の会合が28日、市役所で開かれ、今年度以降の整備事業が発表された。
市は、平成19年度に「彦根城の世界遺産登録を推進する方策を考える懇話会」を設置。協議を重ね、「彦根城と城下町」「国宝四城」の2つのパターンで世界遺産登録を目指す方向性が示されたため、より推進させるために同委員会を設立した。メンバーの変更はなく、委員長には元県立大学学長の西川孝治氏が就いた。今後、実務を行うワーキング会議(委員長・県立大学教授の濱崎一志氏)を開きながら、国に示す推薦書の骨子案を作成する。
第1回目の会合では、市教委文化財課から今年度以降の整備事業として、▽鐘の丸など彦根城跡の測量(2年目)▽井戸曲輪の調査・整備▽玄宮園の特別名勝への格上げの検討と名勝範囲の拡張▽桜場駐車場の梅園地区整備▽楽々園の御書院棟の解体と修理▽彦根城跡の新しい模型の作製とCG化―などが新たに発表された。
次年度以降の整備計画としては、▽旧木俣家屋敷などの公有地化推進▽近江高跡地など公有地の発掘調査▽山崎口御門の調査修理。国指定文化財の拡充については、佐和山城跡(平成22年)と赤玉神教丸本舗があがった。
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