―認知症という病気はまだ、あまり知られていないようですが
―家族が早期に発見できるにはどうすれば良いのでしょう。認知症と物忘れの違いは
◆例えば食事の場合、物忘れはメニューを忘れるぐらいですが、認知症の場合は食事をした事も忘れてしまいます。早期発見、早期治療が大切で、少しでも認知症の症状に気づけば、病院へ連れて行って欲しいと思います。
―認知症の方との接し方はどのようにすれば良いのでしょう◆認知症の方の言動を否定しないことです。記憶が若いころに戻られる場合がありますが、そのような時でも、話しに合わせることが重要です。興奮状態にさせないように心がけることが大切です。
―老人介護塾では認知症ケアの中での「カギ」と「薬」をキーワードにされていますが
◆最近では少なくなってきましたが、外に出ないよう部屋にカギを締めたり、鎮静剤としての薬が使われてきました。老人介護塾では、カギや薬に頼らないサービスの提供の仕方など、認知症ケアの課題とこれからについて、3人の講師の方々に話していただきます。是非、ご来場ください。
(聞き手・山田貴之)
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