彦根市立若葉小の校庭で育っている「被爆桜」が初めて開花した。12日には、植樹した当時の6年生(新中学1年生)83人が見学に訪れる。
被爆桜は、昭和20年に原爆が投下された広島で焼失せずに残ったソメイヨシノの2世。広島市の安田女子中学高等学校ではその苗木を育てる活動をしており、若葉小では昨年4月30日に同校から譲り受け、10月16日に当時の6年生たちが植樹した。
まだ4年目の樹のため、高さは2㍍超で成長段階だが、今月5日朝に開花が確認され、7日には10輪ほどが咲き、数十がつぼみ状態だった。
同校では、卒業した子どもたちが中学校の入学式の後に同校を訪れることになっており、12日には満開の被爆桜と対面できそうだ。
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