李教授は、受講生に日中の違いをたずねたうえで、政治的仕組みや国民性、価値観などの違いをあげ、その理由について「文化の違いだ」と説明。「文化が、その国の人が共有する価値観を作り出す」と話した。
また、中国人が目立つことや自己主張することを美徳としている一方、日本人は他人との調和を図る集団主義的文化を尊重していると解説。そのため、日本人は他人との関係を気にし、それが自殺につながる原因にもなっていると指摘した。
日本の教育問題については、「ゆとり教育が日本の若者をおかしくした」とし、「ゆとりは大事だが、基本が出来ていないのにゆとり教育を行うのは逆行」「大学は遊びの場と化しており、大学では1年生のときに基礎教育をしている。子どもたちは被害者だ」と批判。そのうえで、中国の子どもたちは相当激しい競争の中におり、「教育に対する考え方に大きな違いがある」と述べた。
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