子どもに弁当をつくらせて登校させる取り組みを進めている元・綾南町立滝宮小学校(香川県)校長・竹下和男さんの講演会が4日、彦根市甘呂町の南地区公民館で開かれた。
竹下さんは同小での校長時代に、小学5・6年生に月1回・年5回、「弁当の日」を設け、自分たちだけで弁当を作らせる取り組みを始めている。彦根での講演会は食や環境、子育てについて、毎週金曜日に子どもセンター(日夏町)で話し合っている団体「ぴゅあくらぶ みつば」が主催し、「『弁当の日』で子どもが変わる」をテーマに行われた。
竹下さんは、子どもが出来ても遊べる時間がなくなるため後悔する親がいることをあげ、「子どもたちが大変な状況にいるのは大人たちのせい。その大人たちが変われないのなら、子どもたちを変えなければ」「負の連鎖を止めることができるのは子どもたちだけだ」と力説。
親子の会話が少ないと、セックスの初体験が早まることや家族の絆が生まれないとする持論を展開したうえで、「子どもに弁当を作らせることで、衣食住に関する親子の会話が自然と生まれてくる」と解説。「子どもが作った弁当を食べてやって褒めると子どもは喜ぶ。成長しているという思いを伝えてやることが重要。子どもは大人になりたがっている」とアドバイスした。
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