田中さんは11年前、彦根市内に整体院を開業。翌年には、全身に行き渡っているリンパ液の流れを促進させることで免疫力の強化と自律神経の正常化が図れるとする療法を考案。西洋医学で用いられるリンパマッサージと、東洋医学の経穴(ツボ)と経絡(ツボとツボをつなぐ連絡系)の両方を施術に取り入れることから、東洋式リンパ療法と名付けた。
田中さんは医療や介護、障害者の施設で、患者や利用者の世話をする職員や保護者らに施術方法を教えている。「細胞と細胞の間にあるリンパを刺激することで、細胞が活性化し、リハビリにもつながる」と解説する。
先週19日には虎姫公民館で、長浜市の「重症心身しょうがい児親子の会『なないろ』」の母親に足裏マッサージの仕方を教えた。母親たちは田中さんの手本を見ながら、実際に子どもを相手に手や足などのマッサージの仕方を学んでいた。
田中さんは「医療などの現場以外にも、病になる前の段階での体質改善やウイルスと闘える体づくりに適した療法だと思う」と話している。問い合わせは長浜市高橋町の東洋式リンパ療法研究所☎0749(62)3906。
0 件のコメント:
コメントを投稿