山田さんは25歳の時にバイクでサハラ砂漠を縦断したのを皮切りに、これまでに100カ国以上を訪れ、走行距離延べ約200万㌔㍍・地球50周分ほどを旅しているという。平成21年4月からは日本一周の旅に出たが、ちょうど岩手県にいた一昨年の3月11日に東日本大震災にあった。以降、被災者の支援活動をしながら、釜石市内で菜の花を植える活動を展開するなど、エネルギーと食の自給自足を目指す取り組みを進めている。
日栄小の5年生33人を前に行われた授業で山田さんは、平成19年12月から約1年間かけて旅をした世界一周時の各国での写真を紹介しながら、ヨーロッパで貸し自転車が流行していることや、中東のカザフスタンとウズベキスタンにまたがる湖・アラル海が干上がっていることなどを説明。
「1000年も2000年も使えるものか、地球を汚すものか、エネルギーは選択の時代にある。大震災をきっかけにしてみんなも考えてほしい」と述べた。
授業の後半では山田さんが乗って来たバイオディーゼルカーの見学会もあり、子どもたちは車を見ながら、車内に積まれた燃料精製機に一人ずつバイオディーゼルを入れていた。
児童の青山慶太朗君(10)は「ヨーロッパで自転車がはやっていることや、外国でも廃食油で車が走っていることなど、世界の色々なことが勉強になった」と話していた。
0 件のコメント:
コメントを投稿