祝う会で、発起人代表の國松善次元知事は「県議会初の女性議長として、県政の大きな力になって頂きたい」、三日月大造知事は「農業者として、女性として、母親・祖母として、人口減少の時代に新しい豊かさを共につくっていきましょう」と語った。ほかに厚生労働大臣政務官の高階恵美子参院議員、国土交通大臣政務官で滋賀2区選出の上野賢一郎衆院議員、大久保市長もあいさつした。
西村議長は「男性よりも一歩引く姿勢の時代に生まれ、目立たない所で精一杯自分を表現しようと選んだのが農業だった」と昔を振り返りながら、「市内で一番小さな学区から市議、県議となり21年目を迎える。滋賀県は一刻も早くJRと信頼関係を取り戻す必要があり、国との関係も県民生活を向上させるために協議が必要」「以前は表に出ることが少なかった女性だが、今は共生の時代で、実力とパワーを備えた方々がたくさんいる。若い世代から政治の世界に羽ばたいて頂きたい」と述べた。
祝う会には女性活躍担当・内閣府特命担当大臣などを務める愛荘町出身の有村治子参院議員(比例全国区)も登壇。人口減少社会に対応する戦略として浮上している移民政策について慎重論を展開した=写真。
有村大臣は人口減の中で15歳以上の労働者人口の減少が経済成長などの点で厳しくなるとした上で、その対応策として浮上している移民政策について「世界との友好の面では大事だが、治安など守るべきものがあり、多くの日本人にその覚悟ができているだろうか。移民政策の前に女性の活躍など、やるべきことがある」と指摘。
西村議長についてはイギリスのマーガレット・サッチャー元首相を例にあげながら「サッチャー元首相も西村議長も週末は家族と過ごす普通の主婦の一面があるが、西村議長には確固たるリーダーシップと農業者としての土着の強さがある。その強さを生かして滋賀のためにがんばって頂きたい」と激励した。
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