彦根市内の伝承や祭礼、伝統産業などを全ページカラーで紹介した「新修彦根市史・第11巻 民俗編」=写真右=が18日に発売された。
彦根城下・鳥居本・日夏・磯田・河瀬・稲枝など市内15のすべての集落をまとめた「民俗誌」、城下の町家・農村・街道・山村の日々を取り上げた「生活誌」、彦根仏壇の「伝統産業誌」の3章で構成。合間には「戦前の中薮」、「彦根市の無形民俗文化財」、「彦根の和ろうそく作り」などをテーマにしたコラムを載せている。
各章では、佐和山神社の春祭りや鳥居本の山村部で行われていた太鼓踊りなど現在は無くなった祭礼のことや、佐和山神社の武者行列が昭和30年からの城まつりになったこと、鳥居本で有名だった三つの赤い名物(合羽(かっぱ)・赤玉神教丸・スイカ)のうちスイカが高宮でも作られていたことなどを記している。
全ページカラーでA4サイズは前年度刊行の「景観編」=写真左=に続いた形式。356ページ。1冊3500円。1500部作成。市内書店や市役所出納室、支所・出張所、彦根城博物館などで販売。郵送の申し込みは市史編さん室☎(27)3544。
0 件のコメント:
コメントを投稿