滋賀、京都、奈良にある16の大学・短期大学は平成24年度から、産業界のニーズに対応した人材を育成するための事業を進めており、今回のフォーラムはそのうちの湖東湖北の滋賀大、県立大、聖泉大、長浜バイオ大が連携して企画。
フォーラムでは、起業家育成をテーマに活動しているNPO法人G―net代表理事の秋元祥治さんが講演。アンケート調査の結果などを用いながら、学生の多くが大企業だけでなく中小企業も就職先の視野に入れていることをあげ、学生が中小企業の情報を得る機会が少ないことを説明。
その対応策として同団体が実施している、半年間の長期のインターンシッププログラム「ホンキ系インターンシップ」の事例を紹介。「学生は、インターンシップで成長の機会を得ることができ、それを受け入れる企業は、半年間という限定された期間だからこそ、新規事業に挑戦できるというメリットがある。学生にとっても企業にとってもプラスになる取り組みだ」と述べた。
講演の最後には質疑応答もあり、学生からの「インターンシップに行くにあたりどのような姿勢で取り組むべきか」との質問に、秋元さんは「ギブアンドギブの姿勢が大事。教えてもらうのではなく自分から進んで学び、盗もうという積極的な姿勢で取り組んでほしい」とアドバイスした。
講演後は、同フォーラムの参加者4~6人が1グループとなり、ワークショップを実施。「魅力ある会社とは何か」という問いを通じて、学生と社会人が意見を交わしながら、今の時代に求められる社会人とはどのような人材か、また、その人材を育ませる環境とはどのようなものか、など白熱した議論が展開された。
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