運営主体のNPO法人
芹川の河童(上田健一郎理事長)はこれまで、花しょうぶ通りの街の駅「逓信舎」で、引きこもりなど生きづらさを感じている若者向けに「誰にも会いなくないカフェ」を運営してきた。その中で若者たちが誰かの役に立ちたいと思っていることに気づき、拠点づくりとして築約100年の古民家を活用。「小さな孤独を無くして、みんなに居心地が良い」場を提供するための街の駅を開設した。
「恩送り券」でランチ
若者ら向けに提供
「Minna」では、主婦ら3人が一日店長となりランチを出す「みんなの食堂」と、絵本を貸し出す「地域子ども文庫みんな」をオープン。みんなの食堂ではフードバンクひこねや市内企業から提供のあった食材を使った料理や弁当、ケーキを提供していく。ランチがコーヒー付き700円、ケーキ・コーヒーセット500円、ランチとケーキセット1000円、弁当500円。
ほかに「恩送り券」を1枚1000円で販売し、700円を「誰かのための食事代」に、300円をNPO法人の運営費にあてる。経済的な支援が必要な家庭や若者たちは入り口に貼られた恩送り券を使って無料で食事ができる。店長のまとめ役の福原和子さん(39)=薩摩町=は「地域になくてはならない食堂にしていきます」と意気込みを語っていた。
みんなの食堂の営業時間は木金土の午前10時~午後3時で、同3時~同5時も街の駅としてオープン。2階はシェアオフィスやイベントのスペースとして活用。問い合わせは川崎敦子さん☎090(4287)7738。
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