昨年に県教委が発表した彦根西高と彦根翔陽高の統合や彦根東高と彦根工業高の定時制廃止などを盛り込んだ計画(原案)は、市民らの反発で1年先延ばしされ、今年夏休み明けにも計画が再提案される予定。県教委は計画策定を控えて参考にするため、先月29日に市教委、2日に市PTA連協、4日に市校長会から意見を聞いた。
2日の聞く会には県教委から河原恵(さとし)県教育長ら4人と保護者ら約50人が参加。保護者からは「PTA対象ではなく、中学校単位で生徒や親に幅広く説明をするべきだ」、「昨年の計画(原案)発表は乱暴な印象を受けた。時間をもっとかけてほしい」、「母子家庭などで定時制しか行けない子どもがいることをわかってほしい」、「途中で後輩がいなくなる事はあり得ない」などの意見が出た。
河原教育長は「重たい意見をいただき、しっかりと踏まえて(計画策定を)進めていかなければならない」と語った。
会合後、市PTA連協会長の岡崎正彦さん(44)は「思いをくみ取っていただいた上で進めてほしいため、多くの保護者の皆さんに意見を聞いてほしい」と話していた。
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